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統合失調症になってよかった

 2022年10月18日(火)。21時15分。

 はい。こんにちは。

 欲望の資本主義とか見ていたのですが、NFTとかメタバースとかブロックチェーンとかよく分かりませんでした。web3とかもよく分かりませんでした。なんとなく日本人が言っていることが正しいような気がしてきて、メタバースとか創りまくった結果、競争に勝ち残った企業の空間がメタバースと呼ばれるようになるとおっしゃっていて、ああ、多分そうなんだろうな、と思いました。

 今の日本の現実における最先端って電子決済だと思うのです。paypayとか。田舎ではそれが最先端で、使っている人と使っていない人とでは消費における金銭的格差が大きくなっているのだなあと思ったりします。そして何より、私は使っていないので分からないのですが、多分だいぶん損をしているのだと思います。

 しかし、傍から電子決済を使っている人を見ると、どうもレジで長時間スマホを操作しなければならず、「お金より時間のほうが大事だ」とか思っている、多分、贅沢で常識から外れた人間からすれば、電子決済を使うのは面倒くさいよなとか思ってしまうわけです。

 クーポンとかポイントとか、そのうち使わなくては失効してしまうので、結局使わざるを得なくなり、その電子決済を永遠に使い続けるような、そんなシステムになっているのではないかと思ってしまいます。マイナポイントとかもJCBに登録したのですが、11月の消費分から1万5千円分相殺すると書かれていました。「これってポイントなの?」と言葉の定義が曖昧な配布の仕方だと思うのですが、11月は使うしかないようですね。その前に10月で結構使わなくてはいけない状態に陥ったりしていますが。

 「どうも。年賀らせです。『10月に使わなくてはいけない』ってなんに使うんですかー? 私気になって仕様がないのですが。ワンピースの104巻ですね。あれこそ11月に使えばいいのになんで10月に使ったのですか? それに電子書籍版は12月に配布予定だとか。早くルフィのギア5をたくさん見たいのですが。あれこそワンピースって感じで、当時は『ワンピースがスポンジボブになった』とか仰っていましたが、面白いですねー。で。10月になんに使うのですか?」

 秘密。

 「ヒントは?」

 この世で一番面白いゲームは何だと思う?

 「投資」

 はい。はい。投資。嫌いな言葉。話の都合上なぜか、らせがボケる状態になってしまったのですが。

 僕が「投資」と言って「クズですねー」とからせに言わせたかったのだけれども。

 話の腰を折るようなことを言うと、幻聴で「違う」と聞こえてきました。あう。本当に書きたかったことを思い出してしまった。

 話がいきなり変わってしまうが、申し訳ない。今までの話は前座ということで。

 今日。2022年10月18日(火)。遂に僕はツイッターでこう書いてしまった。

 「統合失調症になってよかった」

☆☆☆

 「井上さん。つい先日までのブログのキャッチコピーは『統合失調症ではないあなたは勝ち組です』とか煽りまくるキャッチコピーでは無かったのでしょうか。リポーターの私としましては、『統合失調症になってよかった』という発言はどうも頂けないように感じる……とか演技臭いことはやめましょうか。ようやく気付いたというか、現実を見つけたというか、見たくない現実の状態を見つめ直したというか、認めたというか。そう、あなたが精神障害者になった平成30年は、精神障害者が、語弊があってはいけませんが、ある意味で『特権階級』へといきなり変わった黎明期なのです。ようやく気が付きましたか。自分が恵まれているということに」

 はい。

 国の公務員の障害者水増し事件が起きた平成30年。そこから、地方自治体や企業などで障害者の雇用の枠が『身体障害者枠』から『障害者枠』へと変貌を遂げた年になっている。

 精神障害者が、以前にも増して社会に進出しやすくなっている法規制。それが実働的に、または実験的に行われている黎明期が令和という時代が始まると共に起こった出来事。

 障害者枠の公務員試験を幾度となく受けた僕の感想としては、ペーパーテストは日本語が読めれば解けるレベル。ペーパーテストでは何回も1位を獲得した。

 しかし、面接ではダメだった。理由は分かっている。社会の厳しさを知らなかったから。体力が無かったから。見栄を張っているのが見え見えだったから。

 そして大きいのが、障害年金を貰っていて、最悪パートタイマーでも充分暮らしていけるだけの経済力があるから。

 働かなければいけないのは、憲法上で定められた国民の義務なのだが、精神障害者で働けないという場合が当然あるために、精神障害者の中でも特に重度で治る見込みが無いとされる統合失調症(本物)の場合には、障害年金が間違いなく支給される。

 僕が言う(本物)とは一体どういうことなのか。これは《《本当の》》統合失調症になった人にしか分からない線引きというものがある。本物の統合失調症というのは、「なんか気分が落ち込む」「わけの分からないことを言いだした」「幻聴が聞こえるとか言っている」「急に何も喋らなくなった」レベルでは無いのだ。

 僕の経歴を書こうと思ったけれどやめた。詳しくは『神さまがいる、と言ったら。』(https://kakuyomu.jp/works/16816452221466841294/episodes/16816927861284082835)でも読んでください。

 このレベルなんです。世界がひっくり返るとかそのレベルであり、障害年金を貰っていてもなんの罪悪感も感じないレベル。電車の優先席が空いていたら座るレベル。統合失調症にも千差万別あるのは分かりますが、《《障害年金を貰わざるを得ない、そういう運命に乗せられたレベル》》の統合失調症だったのです。

 「長々と話していましたが、井上さんは働いているでしょう。障害年金を貰っていることへの罪滅ぼしのような文章はいいとして。そうなんです。あなたは働いていて、しかも統合失調症というよく分からない病気のせいで、その疲れやすさのせいで、他のパートタイマーさんには無い、夕方の特別な15分程度の栄養補給の休憩も認められているじゃないですか。《《あなただけに。統合失調症だから。》》雇用している側も、黙って働く精神障害者というのは、雇用率を守るうえでも貴重な人材となりうるわけです。合理的配慮という名の《《特別な待遇。特別な雇用。》》ようやく目が覚めましたね。あなたは統合失調症になっていなかったら、誰からも優しくされず、仕事を続けることも困難で、発達障害を持つだけの人間で終わっていた可能性が大いにあります。それしかありません。《《仕事の大半が我慢比べの事務的作業ないしは肉体労働であり、それが国民のほとんどの人の働くという行為なんです。》》そんな中で、発達障害という、アイデアがぽんぽんと出てくるだけのただの奇人・変人、──誤解を招かないように言えば井上さんのことですが──、常識を簡単に破る人、良く言えばアイデアマン。そんな人は実は日本の会社に必要ないんです。日本の会社や公務員で何かを決める人は年長者と相場は決まっていますから。あなたが東大出のベンチャー企業創業者とかなら話は別ですが、そんな資金もガッツも夢も知能も特にあなたは持ち合わせてはいなかったでしょう。

 あなたは統合失調症になったから、今生きているのです。

 先ほど投資のお話も出ましたが、そうやって財源的に余裕ができたのも、統合失調症による障害年金のおかげでしょうに。

 四肢もある。コンサータもある。発達障害と統合失調症を併せ持ったあなたは、令和に生まれた新たな特権階級の一人と言っても過言では無いのです」

☆☆☆

 ※このブログを根拠にして障害者福祉への批判を促すのはやめてください。あくまで個人の感想であり、障害者全般に当てはまるものではありません。また、私への誹謗中傷などもお控えくだされば幸いです。

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