在宅介護を選択すると、自宅は施設化する

私は在宅介護に反対である。
社会的費用で評価すると、在宅が施設より高いということも反対理由だが、より困るのは、在宅介護が自宅を施設化してしまうことだ。

在宅介護をやると、以下のサービスが入ってくる

訪問介護
訪問看護
訪問診療
訪問薬剤管理指導
訪問入浴
訪問リハビリ
訪問栄養指導

全部が必要ではないのだが、これだけ入ってくる可能性があるということだ。

毎日、自分の家に、家族以外の誰か外部の人がやってきて、ガタゴトやっている。

こんなものは、もう、自宅ではない。

自宅とは、閉鎖的で孤独な環境だ。自分か家族ぐらいしか出入りできない。だから、価値があるのだ。

誰でも自由に出入りできる自宅とは、自宅ではなくて、施設と呼ぶべきだろう。定員1名の老人施設だ。

誰がこんな自宅に住んで喜ぶだろうか?
施設化した自宅で、最後まで生活したい人なんていないんじゃないか。

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