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井上章一「美人論」:性は商品化してよい

以下は、国際日本文化研究センター所長、井上章一が、80年代に執筆した、反フェミニズムの著書だ。当時、フェミニストたちの批判により、ミスコン壊滅していた。

性の商品化はいいか?

ミスコン問題の経緯は本書を読んでいただくとして、性の商品化問題について、言及したい。

井上章一の主張は、「性は商品化してよい」というものだ。

個人の婚活でも企業の従業員採用でも政府の公務員採用でも、美人を採用することで、採用者は利益を得ている。

利益に対して、対価を支払うことは当然だ。

「商品化された性」を利用しておいて、対価を支払わないことは、やらずぶったくりなんであり、より悪くないか?

むしろ、容姿採用を隠すことで、能力採用(メリット・システム)がスポイルされている。

入学試験、採用試験では、面接が行われることが多い。容姿で加点減点されている。その結果、必要な人材が採用できないことがある。

数学ができない女を理工系学科に入れてどうするんだよ。

不適切な容姿採用を防ぐには、資格とか能力試験で足切りしてしまうことだ。面接は最後でいい。

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