病院総合職

イブリースさんとの話で、意外と知られてないのかな?と思ったので書いてみたい。

病院(医療法人)には総合職がいます。

医療法人のトップは、医師である理事長ですが、彼らは、マインドが経営者というより医師なので、泥臭い雑務をやりたがらない。

部長とか医長とかいった管理職医師も、雑務をやらないです。

人事、予算策定、税務、設備の改廃、役所の医療行政担当者と打ち合わせ。今の季節だと、エアコンの補修や整備までやります。

医療法人では、こういうことを、なんら医療資格を持っていない、総合職がやっています。ジョブ型雇用ではなくてメンバーシップ型雇用です。

病院総合職の入口は、もっぱら、レセプト請求を業とする医療事務職です。

病院内に棲み着いているのではないかと思えるほどのエンドレス残業をしているうちに、経営者から重用されるようになり、権限も付与されて、いつしか、大半の医師よりも裁量権をもつようになる。

病院が医師を採用する時には、病院総合職が採用面接をするのです。医師はほとんど出てこないし、決定権がありません。

こうなると、通常の企業における総合職と何ら変わらない。

田舎で、待遇がいい企業といえば、インフラ系と病院と役所と学校ぐらいしかないんで、田舎就職の中では、病院総合職は有力な選択です。

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