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エリア88の後継はないのか?

戦闘機マンガのトップは新谷かおる「エリア88」である。

エリア88 - Wikipedia

ミリタリファンの間では、各国の戦闘機がエリア88に登場したかどうかが話題になるくらい、エリア88の影響は大きい。

  1. 傭兵
    腕に覚えのある一騎当千の戦闘機パイロットたちが、中東の架空の国「アスラン王国」に雇われ、自分の好きな戦闘機を自弁して、外人部隊エリア88に集結し、反政府軍と戦う。

  2. 装備自弁
    「装備を自弁する」という発想が普通は思いつかない。
    軍用機、とくに戦闘機の価格は、安くて50億円、高いと100億円を超えるのであり、そんなものを私有できるパイロットが、命をかけて傭兵に志願する理由はないと考えられるのだが、そこは、まあ、つつくのは野暮というものだ。
    だまされて契約させられ、身ひとつでエリア88に放り込まれた風間真は、最初はマッコイ爺さんに借金して、F-8クルセイダーを買い、返済ローンを組んでもらったのだろうか?

  3. ひとり1機1機種
    ひとり1機ずつ持ち込んだ戦闘機をひとつの基地で運用したら、保守整備に手間がかかって仕方ないから、そんな空軍部隊が成立するわけないんだが、多様な戦闘機を見せるためのお膳立てなのだ。
    多様な戦闘機が、個性豊かなパイロットたちに操られて、中東の空を飛び回って、主にソ連製装備を使う反政府軍と対地対空戦闘を行うのだ。

これで人気が出ないはずがなく、86年に連載終了、完結したのに、いまだに読者がいるのだが、いい加減、似たような作品を描くフォロワーが出てきてもおかしくないだろう。

エリア88で育った漫画家が、エリ8を超えるマンガを描くんじゃないかとワクワクしてているのだが、いまだに出てこないのだ。

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