診察記録

2021/07/29診察。
ジェノゲストを20日から始めて、最初は副作用、この頃はPMSのような頭痛や腹痛、精神の不安定があり、出血はないと伝えた。それから、これは自分の目指しているところではないので、自費でもリスクがあっても手術をうけたい旨を伝えた。

先生は
・子宮だけ取るなら出血はなくなるがホルモンに振り回される状態は変わらない
・子宮も卵巣も取るならホルモンもなくなるため骨粗鬆症、更年期障害、心筋梗塞などのリスクが高まること(ただしその場合黄体ホルモンは投与する)
・今ジェノゲストでPMSのような状態なら神経が昂っている状態で出した決断は受け入れられない
・日本では健康な子宮を取ることはほぼない。子宮の摘出があっても、子宮筋腫で45歳以上などが一年で3件くらい。
・産婦人科医である先生も(だからこそ)同業医のPMSやPMDDに対する知識理解の無さが悔しいほど。

また、井上は小賢しいのでノンバイナリーという観点ではどうですかとも聞いた。先生も「できるとしたらその方向だが、井上さんが先天的にノンバイナリーなのか後天的(環境や生理によるストレス)に手術を望んでいるのかを先生一人では決められない。専門医でもブラックジャックでもないので、気持ちはとてもわかるつもりだけど、例えば性同一性障害の権威岡山大学病院に通ってもらったり、たくさんのお医者さんで会議して「この場合は手術していい」と認められるまで手術は難しい。しかし日本はこの方面に後進的だし、施術してくれる病院もあるかどうか。」

生理自体がトラウマになってるのかとか、なんかいろいろな原因が重なって生理がひどくなってるのかもしれないとか、男女の違いがあんまりわからないことや子どもを生む気がないことや女性として扱われることがイヤなことは先天的か後天的かわからないとか、でもそんなこと言われてもノンバイナリーである証明なんかできないので、まだまだ時間はかかりそうだし問題がすり替わった。
家庭環境もひどかったしイジメもふつうにあったので正直そのあたりを「PTSDではないか、トラウマは解決できるのではないか」なんてひとつひとつ思い出していくのはツライので、ノンバイナリーじゃなかったとしても手術してほしい。産める年齢だが遺伝子を残す気はない。なら産めないと同じなのに。
男尊女卑で新入社員が定時で帰るのをありえないと怒りながら生活費医療費を出してくれるダブスタな父、井上が多感な時期にヒステリックだった母がまだ働いてるので是非今のうちになんとかして将来細々働いて離れて暮らしたい。理解し合わなくていい。

機能性月経困難症はやっぱり病気じゃないのである。困ったな。

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