寝れない夜はnoteを書くに限るぜ。舐めてた相手が実は殺人マシンでしたムービーについての。

ただいま1月23日3時40分、筋トレで疲れてるはずなのに寝れないから今日も元気にnoteを書いていくのだぜ。

先ほど「デイシフト」を部分部分で見返してたんだけど、一見派手に見えて実はかなりフィジカルを駆使して撮った映画だなと。
先日友人とこの映画の話をしたときに「デイシフトはスタントマンの超人的なリアクションがアクションのクオリティを支えてて攻撃する人間側は案外たいしたことはしてない、アドキンス以外」みたいな発言が出て、それはそうなんだよなと思い主にアクションシーンを見返してたら改めて本当にそう思う。で、ヴァンパイアの本拠地が凝ったセットになってるくらいで他はその辺だったりする。ただアドキンスだけが超人の動きでヴァンパイアを狩っている。
ということは予算はかけられないが優秀なアクションチームはいる日本という国でも撮れた映画のはずで、引き算から生まれることもありえたこのアイデアを予算潤沢な海外で先にやられたというのはかなり痛いのではないかなと思った。
「イコライザー」や「Mr.ノーバディ」のような舐めてた相手が実は殺人マシンでしたムービー、通称ナーメテーター映画は日本の映画業界にこそ合うはずなのである。
ネームバリュー頼みのキャスティング、少ない予算、優れたアクションチーム、景気の悪い社会。
全部ナーメテーター映画にぴったりの条件が揃ってるじゃないか。原作ありきみたいなところはクリアできないけど、知名度が高いわけではない小説の実写化があったりするんだからスターがアクションするオリジナルでもいいだろ、と思う。
おじさん俳優が主演では集客が…と言うのならライダーや特撮出身の冗談みたいに動けるイケメン俳優がいるじゃないか。
ナーメテーター映画、基本はおじさんがキレて大騒ぎ!という内容が多いけどそこそこ若くったっていける。
「エージェントウルトラ」がそう。強面でなく、ムキムキですらないジェシー・アイゼンバーグがアメリカNo.1殺戮エージェントの役を演じ切った傑作がある。締まってはいてもサイズには欠ける肉体を持つ若手俳優にだってできちゃう役だ。
しかもこの映画は、ありものを使って殺しまくる武器多用スタイルだからガタイが無くても強さの説得力に問題が起きない。状況判断など頭の回転と訓練で培ったテクニックや勘、そして才能による強さだと観客もスッと府に落ちる。
巨大なマッチョが少ない日本でもやろうと思えばやれるのだ、数字を持ち動ける俳優を主演に迎えて。だからお願い、作って。俺が観たいんだよ。
今さらUberでやってもなんかちょっと違うし、何の仕事をしてるかというのはちょっと考えなきゃいけないとこではある。俺がやってたからピンと来たというのもあるだろうけど、宅配とかそっち系って物語序盤で元最強主人公がやっている仕事に適していると思ってた。けど、宅配ってめちゃくちゃ動き回るし原付だったら極論座ってるだけなので主人公のくたびれ感が出にくいのではということに気付いた。とするとやはりコンビニである。根拠は俺の友達の中でくたびれランキング1位のOくんがずっとコンビニで働いてるからだ。これは適当でもなんでもなく研究結果だ。だけれども、コンビニはコンビニでなんとなくありがちな感じがする。のでここは先進国日本の風土に合わせてそこらへんのブラック企業でよいだろう。社会をよく知らん俺にはどの業種がいいか判断がつかないが、常に求人が出てるような所ならなんでもよろしい。上司や先輩がネイビーのストライプスーツにツーブロだとなおよろしい。主人公をストレス過多な場所に配置してこそ殺人マシンに戻ってからのカタルシスに繋がるだろう。そして敵が会社のビルを襲撃、焼き払うことで主人公への宣戦布告とすればよい。すればよいのだ。
職場が嫌いな主人公はそれでキレることはないので、そういうギャグにすればよい。そして主人公は翌日あたりから別のところでバイトでもしてればよい、ここで満を持してコンビニを出せばよい。ブラック企業を経由、焼き払ったことでマンネリを回避した。そのコンビニで初めて同僚や上司と仲良くなって、「ああ、ここでなら俺もやっていけそうだ。諦めなくてよかったな」と思い始めたところで敵がコンビニを襲撃、焼き払うことで今度こそ主人公への宣戦布告とすればよい。そこから先は主人公の手によって人が死にまくるだけだ。
実際のところ無駄に金がかかるからブラック企業が燃えるくだりもしくはコンビニに転職のくだりどちらかが無い方が撮りやすいと思うが、他でもない俺自身がブラック企業が大嫌いだから無意味に燃やした。それだけだ。
とまあここまで若者が主人公という想定で書いたが、俺が本当に観たいのは歳を重ねた俳優が殺人マシンを演じる映画だ。これはずっと言い続けていることだが小日向文世さん、武田鉄矢さんでナーメテーター映画を観たい。心の底からだ。
「僕はね、あなたたちのような人間が大嫌いなんですよ。見ているだけで反吐が出るんです」と言いながら悪党の首を折る小日向文世さんが見たい。当然脱いだらムキムキである。
「最後に1つだけ教えておいてやる。腐ったみかんはな、取り除くしか無い。こうするんだ」と言いながら悪党の首目掛けてマチェーテを振り下ろす武田鉄矢さんが見たい。当然脱いだらムキムキである。
日本映画業界の誰でもいい、俺のこの欲を満たしてくれ。
俺は売れる未来が全然見えないけど、ナーメテーター映画の主演をやるまでは俳優をやめないと決めている。その主演した映画の円盤がレンタルショップの新作コーナーの棚に1、2本縦に置いてあるというのが理想だ。平置きはいかん。風情が無い。
いやせっかく夢が叶うなら売れて欲しいけど、でも俺がハズレ覚悟で借りて当たりを引いてきた誰が観るねんというようなアクション映画はそう置いてあった。だから縦がいい。縦に置かれた、パッケージの細い方でしかタイトルが目に入らない状態でも「借りてみるか…」と賭けに出てくれるような人にその映画を観てもらいたい。そして俺みたいな大人になればいい。
書き始めたときは「日本のアクションってテクニカル寄りは質も上がって量も増えたけど、パワー系つまりストロングスタイルはヤンキー映画くらいでしか観なくなったからそれらをミックスして新たなアクションを構築してもいいですよね」という話をしようと思っていたのだがなんかずっとナーメテーター映画のことを書いてしまった。

これ以上書くと携帯が重くなってくるので今回はここまで。ありがとうございました。


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