僕が生まれて初めてエビフライになった話

令和元年、5月1日、自宅にて
ゴーグルをつけると僕はエビフライになっていた。


生まれて初めてのVRライブが衝撃的だった

昨日あったvtuber「輝夜月」のライブに参加してきたのだけど、あんまりにも感動したので体験レポを書き始めてしまいました。

ここで質問、「VRライブ」「vtuber」と聞いてパっと頭に浮かんだものは?

多分下の2タイプかなと思ってて、

「vtuberってオタクが追っかけてるやつでしょ?」
「現実世界捨ててる系のアレでしょ」
っていう、ちょい斜に構えたタイプ。

「興味あるけど、実際どうなの?」
「行きたかったけどHMD(VRゴーグル)持ってなくて・・・」
っていう、好奇心アリなタイプ。

まず前者のあなたへ。
「うるせえ、とりあえず一回参加してみろ、俺がHMD貸したる。」

そして後者のあなたへ。
「うるせえ、とりあえず一回参加してみろ、俺がHMD貸したる。」
この記事の総括は、この一言に集約されてますよ。

衝撃1:ライブ特有の高揚感が、リアルにあった

19時から開場が始まり、実際どんなもんなん?と不安と期待が半々だった僕の感情は、直後にいい意味で裏切られた。

VRゴーグルをつけ、設定を済ませてアクセスすると広がってきたのは、日清U.F.O.のCMが流れ続ける大型モニターと、たむろするエビフライたち。そして粉砕されたZEPPの看板。

間もなく開場のアナウンスが始まり、マスコットのエビフライとブロッコリーに連れられて開場入り。
煽りに煽られた期待感は最高潮を迎えたところで、会場が暗転してステージに彼女が登場したときには、頭にHMDをしてることも忘れてすっかり雰囲気に飲まれてしまっていた。

衝撃2:目まぐるしく変わる舞台セット

一方で「リアルのライブ」では得られない衝撃だったのが、舞台セットの変化。

演奏の途中でステージがエレベーターのように上昇し始めたかと思えば、気が付けば塔のテッペンにステージが出来上がっているといった具合で、それはもうコロコロ変わる。

おまけにそれぞれの作りこみが半端じゃない、周りを見渡せばLEDが敷き詰められた壁があり、マーライオンみたいに水を吹き出し続けるオブジェクトがある。
ふと周りを見渡すと360°何かしら新しい発見がでてくるんだから、これで感動するなっていうほうが無理。

衣装もエビフライになったりと、とにかく飽きを感じさせない演出がちりばめられている。

曲の雰囲気や、演者の様々な顔を最大限に引き出すことが出来るというのは、圧倒的な強みですよこれは。

衝撃3:めっちゃチャーミング

正直に言うと、僕は「輝夜月」の存在は知っていたけど、名前くらいしか知らない程度の知識しか無かったんです。
U.F.OのCMがバズって、色物っぽいvtuberがおるなー、くらいの。

どっこいライブが終わるころにはすっかりファンになっていましたとも。

とにかく彼女がチャーミングなんですよ。

空中150mの高さから見下ろしているユーザーを見つけて爆笑して、観客の「令和コール」を自撮りしたりと、こんなに感情表現豊かにライブが出来るのかと。
あと、これはモーションの再現精度に対する感動でもあったのだけど、よく動く。手とかワチャワチャして話す。

新しい世界に足を突っ込んでしまった

はじめて尽くしの経験だったけど、とにかく総じて面白い!

参加のためのハードウェアを揃えるハードルが高かったり、参加しても処理が重くてカクツクとか課題は沢山あるのだけど、それを加味しても素晴らしい体験でしたよ。

これからのエンタメの形は、確実に新しいステージに進化していくんだなという確信があった。
酒を飲みながら6時間は語り倒したいくらいの確信があった。

ちょっとでもVRライブに興味があって、まだ行ったことないなら、僕と一緒に行きましょう。マジで。ほんとに。


足りない肉体への栄養分へ変換させていただきます。