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留学体験記(17) in 韓国

氏名 吉良 槙一
留学先 仁済大学校釜山キャンパス医学部
留学期間・内容:2019/08/10~2019/08/17 Hemato-oncology
留学時の学年 医学部3年

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0)留学目的
 3年生当時、基礎医学の学習を進めている中で英語での医学学習にも興味を持っていました。医学英語担当のFoo先生から本プログラムへの推薦を頂き、プログラムがすべて英語で行われると伺ったので、外国の学生との交流機会を持ち海外での医療に携わるための弾みとしたいと考え、参加を決めました。本プログラムへの参加が自身の初海外だったので、かなり緊張しました。

1)プログラムの内容
 プログラムは大きく分けて「診察」「ディスカッション」の2つに分かれていました。現地学生5人とチューターの先生でグループを作り、適宜指導を頂きながら臨床プロセスに沿った流れで進めていきました。「診察」では模擬患者に対して英語での問診・身体診察を行い、検査結果も英語で記載されていました。主訴やその他の症状、家族歴や既往歴などを全て英語で聞き取り質問していくため、分かりやすい質問の仕方を考える事に難渋しました。「ディスカッション」では診察で得られた情報を基にして診断推論を行いました。ここでは専門用語(黄疸、グルクロン酸抱合など)が英語で飛び交う中、辞書や参考書で必死に調べながら参加しました。
 現地の学生と食事に行く機会があったので、韓国の医学部や大学のカリキュラム・学生生活、医療事情など様々なトピックを意見交換しました。学生はシェアハウスで暮らしていると聞いて、日本ではあまり聞かないなぁ・・・と思いながら楽しく過ごしました。

2)授業にも出てみました
 プログラムには設定されていませんでしたが、並行して大学の授業も行われていると伺ったので現地の先生に相談して出席させて頂きました。韓国語の授業だったのでほとんど理解できなかったのですが、細胞・器官の名前や病名が英語で紹介されており医学英語が通常の講義に取り入れられている事に驚きました。講義内容もプログラムと連動した血液学が主体となっていました。

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3)留学での学び
 プログラムに参加して、医学英語の大切さを改めて学びました。日本への外国人旅行者も増加し東京五輪の開催も予定されています。更には最新の医学論文や情報にアクセスするには英語での知識が不可欠になります。現在はCOVID-19の影響で留学が厳しい状況となっていますが、状況が落ちついたら是非一度生のアカデミックな英語に触れる機会を持ってみると大きな収穫になると思います。


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