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先天性の性格②

さて、今日は息子も始業式。
朝9時半には下校だったので、このあとはお友達と少し遊びに行くのかもしれません。

息子の先天的な性格の続きです。
それは、「怒らずに待つ」ということ。

皆さまは、お友達と遊ぶ約束をし、連絡もなくすっぽかされたら、どう思いますか。
大人なら、せめて行けなくなったことを連絡するのは当たり前だ、と思わないでしょうか。

小学生の低学年とは、いわば幼稚園児が少し大きくなったようなもの。
自分の言葉に責任をもてない子もたくさんいます。
悪気がなくても、「自分で言ったことなのに」が通用しない場合も多いです。

息子は小学校から全員に支給されているGPS携帯を持っているのですが
前日に遊ぶ約束をしてくると、次の日、時間より早めに行って待っているのです。
でも相手も子供だから、約束自体を忘れていることも多々あり、そうすると息子は一度、戻ってきます。
「おかしいなあ」
と言いながら家で自分なりに過ごし、もう夕方になって向こうから電話がかかってきて、
「ごめん、今日用事で忙しかった」
なんて言われることもしばしば。

親の立場からしたら、
「えっ、それ大丈夫…。バカにされてるんじゃないだろうか…」
なんて思うのですが、息子は限りなくあっさり。
「あ、そうなんだ。おっけー」
と言って電話を切り、また後日何事もなく仲良くしてるのを見ると、
いちいち「えっ、それ大丈夫…」と心配したこちらが恥ずかしくなります。
私だったらきっと根に持つし、次回約束したときに
「この間みたいにすっぽかさないでね」
なんて嫌味な確認をしてしまいそうなものですが、息子はそんなこともなく。
ケロっとしているのです…。

こどもが大人よりも優っている、と思うことのひとつが、この
『怒らなくていいことには怒らない』
という特性にあると思います。
親は、こどもがミスをしたとき、つい叱ってしまうことがありますよね。
でも、こどもは親がミスをしたって、怒ることはありません。
テーブルの上のコップを親が倒したとしても、
「ママだいじょうぶ?」
と言うことはあっても、
「何やってんの!」
なんて決して言わないのです。

同じように、親はこどもがぐずぐずして出発が遅れたら怒るし、忘れ物をして取りに戻らなければいけない事態になったら、
「ちゃんと確認しなさいって言ったでしょう」
と言ってしまいそうですが、逆の立場でこどもはそんなことは言いません。
黙って一緒に忘れ物を取りに戻ってくれます。

こどもって、大人よりも人格者なのではないだろうか…。
大人はいつから、ひとの失敗に目くじらを立てるようになるのでしょうか…。

「子を見て学ぶ」

日々、そう思います…!



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