先週の日常
5月14日(火)
午前中はストリップ映画の試写へ。
午後はランスマ倶楽部の収録をして、そのままスタッフさんとご飯へ。食事はバイキング形式だったのだが、隣の席だったチャンカワイさんがカレーをお皿に盛る時、他のおかずにルウがかからないように、お米をダムのようにしてよそっていたのが興味深かった。
5月15日(水)
静岡県知事選の取材で静岡へ。ローカル線を乗り継いで演説場所へ。
やはり現場は面白い。行ってみると、記事で見ていた情報以上のものが感じられる。争点となっていることについての空気感など。
候補者だけでなく街の人たちの空気も感じられるのも現場取材のいいところだと思う。
取材をすると自分の言葉が持てる。
逆に、取材した時の言葉の出し方が分かるからこそ、現場を見られていないのにコメントすることの苦しさを感じる。
5月16日(木)
午前中はロケで栃木へ。
U字工事さんと久しぶりに会った。昔歩いていた道など教えてくれた。
U字工事さんはわたしが15歳の時から何も変わってないところが本当にすごいなとお会いするたびに思う。
午後は収録だった。ど緊張だった
U字工事さんに隣にいてほしいと思うくらいに緊張した。
終わってハリーさんとジムへ行く。鍛えるというよりは体のことについて動かし方を学ばせてもらっている。
そのあと神宮外苑に移動して、1000を5本やる。心臓がパンクしそうだったがハリーさんのナイスアシストでなんとかメニューこなす。
5月17日(金)
バイクの免許を取ることにした。
両親がバイクで日本を旅していたことに憧れて、いつかは取りたいと思っていたのだが、ついに教習所に行った。
きっかけは先週の北海道旅行で旅したいと思ったから。こういうのって結局、勢いで取らないと結局取らない気がした。
普通二輪の免許を取るためには、倒れたバイクを起こさないといけない。
説明を受け、実際にバイクを起こす筋力があるかどうかのチェックを行う。バイクをとても重くて、びくともしない。体の力の入れ方がバチッとハマった時にようやくバイクが起きた。
思わず「やったー!」と言った。女子だと起こせない人も多く、入学を断られるケースもあるらしい。
手続きを済ませて収録へ。
ナスD収録でおなじみのみんなでVTRを見てコメントする。素敵な人たちに囲まれた優しい収録だ。
終わって帰宅して走る。
お味噌汁とトマトの出汁漬けを作ってお風呂に入る。
5月18日(土)
6時の新幹線で東北へ。壮大なロケだった。
高校生と触れ合ったのだが、いつまでか同世代だと思っていた高校生がいつのまにか、7歳も下になってしまった。結構ショックだった。
こうやって年齢を感じていくのだろうか。
帰りの新幹線で、福島出身のタレントさんに教わった「山田パン」という地元のパン屋さんのクリームボックスというパンを買って食べ、ビールを飲んだ。クリームが優雅に乗っていて美味しかった。
5月19日(日)
朝はzoom打ち合わせだった。
午後は阿佐ヶ谷でロケ。たくさん食べた。
スマホの中で起きていることと、目の前にある、長閑な商店街を歩く人々。
目の前を歩く人たちが作っているスマホの中の世界は、本当にそうなのだろうか。
スマホの中で散々、嫌いだなんだと書かれても直接嫌いだと言ってくる人に私はまだ会ったことがない。あの人たちはこの中にいるのだろうか。
生活をしている街がなぜか幻のように見えた。
夜はさーやさんとみのりさんと会って、みんなでババ抜きをした。
家に帰ってからもスマホから指が離れなかった。これからもずっと人生が続いていくうちの、長い人生のたったの少しにすぎないのだと思うと、楽になるような、遠くて絶望するような、どちらの気持ちにもなる。
先週はこんな日常だった。
落日