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伊豆大島2日目


 1月1日

あけましておめでとうございます

初日の出を見よう!と張り切っていたのに起きたら11時。

がーん。

今日は1月1日だ。年始の朝から落ち込むな〜落ち込むな〜と必死に自分をなぐさめる

父がメダイのうしお汁をつくっていて、ぼーっとしながら外で食べる。

元気をとりもどす


猫が二匹寄ってくる

海苔もいれて。めちゃくちゃおいしい
冷蔵庫に生姜チューブと顆粒出汁があったのでそれを入れたらしい

ぽかぽか日和

まったりと靴下をあむ。

そういえばめがねという映画で人々がたそがれていることにすごく憧れた。

いま、わたし「たそがれ」をしているのかなとワクワクした

どんどん集まる猫さん

猫も日向ぼっこしてる、かわいいな


わかる、ここあったかいよね。

昨晩はそのまま寝てしまったので、シャワーを浴びて

車で出発。13時

大島公園 動物園を目指す

途中、富士山がチラッと見えて思わず車を止める。

左の方に見えるのが富士山
父と3人でも撮ったけど載せない。

お腹も空いていたし景色もいい。

昨晩のBBQで炊いておいたお米で作ったおにぎり食べる。

冷めてもお米がおいしい

大島は塩がとってもおいしいので具なしで、塩だけで十分。

塩を味わうためのお米だ…

絶景を見ながらのおにぎりは美味しすぎた

こんなに幸せなことってあるんだな〜

ここに立つと、いろんな島が見渡せる

富士山以外にも、他の島や熱海など本土のほうもうっすらと見える

本土を外から眺めているんだな〜と思うと不思議な気持ちだ。


泉津の切り通し。

メガネが光ってジブリの「かまじい」みたいになった

入っていく時、ここに吸い込まれそうな、逆にこっちが何かを吸い込んだような不思議な感覚になる。

後から調べてパワースポットだということがわかった

父のリクエストでこのポーズ


ここを通った後に父がいきなり、

「コブのある魚は荒波にのまれて背中を骨折して、泳ぎ続けたすごく逞しい魚だ」

という話をしてきた。

泉津の切り通しをみて何を思って魚の豆知識…

唐突にいろんな話をしてくるので、父の脳内はどのように物事を捉えているのか気になる


すぐそばの椿トンネル


椿トンネルは3年前、ヤバイバルという番組で「3泊4日虫だけで生活する」という企画をしたときに、ゴールで辿り着いたところだ。

懐かしいなー。

90キロ以上を徒歩で移動し、4日ぶり?に「乗り物」に乗り、速い!すごい!文明すごい!と本気で感動してテンションが上がったのを覚えている

大島一周道路をぐんぐん進む。
目に入る緑の割合が大きくて、癒される。

大島公園とうちゃく!なんと入園無料!

やあー!
ラマ🦙
ラクダでか!🐪コブが柔らかそう!
浮いているみたいに見えるアロエ。
ドラクエに出てくるスライムに足がはえたやつみたいな。
いつかお刺身で食べたい
ミニ(?)ぶた
レッサーパンダ。名前募集してて、くさやに投票した
ロバ
モケモケしてかわいいねえ!
やあ、みたいな


動物の向こう側には海が広がっていて本当に気持ちよかった。動物たちもなんだかのびのびしている

一通りみて大満足し、そのまま大島一周道路を回る。

昨晩の雪?のなごりがところどころある
これ、なつかしの風景!ここ歩いた
3年前にここに座って昆虫食を食べた気がする。


大島一周道路を通ると3年前のさまざまな記憶や感覚が蘇る

楽しかった、美味しかった、寒かった、足が痛かった、人があたたかかった、わからなかった、

さまざまな情景や感情が次から次へと溢れてきて懐かしさに心がきゅっとなった。

全て美しくてありがたい思い出で、

確実に人生の大きな糧になっている

気になる方はこちらを是非。


さて、キャンプ好きの父が気になってしょうがない「海のふるさと村」を少しだけ見学

大島一周道路の途中の道をぐんっと入っていき、ひたすら下る。


年末年始は営業していないとのこと。

でもキャンプ場を見ただけで父はウハウハしていた。

再び大島一周道路を進むと、懐かしのカマボコが!ヤバイバルの3日目はここに泊まった

噴火の時に火山灰を避けるためのフィルター

懐かしくて寝転んでみた
めちゃくちゃ寒いのとゴツゴツして体が痛かったのを思い出した。

ちなみに、ここらへんは電波が入らない。

標識に従って筆島を目指す

筆島ポーズ
パクッと!筆島
鼻に入っちゃった風


筆島でふざけた写真を撮って父と爆笑した。

お互いに写真撮りまくってお腹痛くなるくらい笑った。

夕日と筆島、きれい!!

再び一周道路を進み、波浮港にある鵜飼商店というコロッケ屋さんを目指す。

鵜飼商店は、昨日の御神火温泉で美味しいから行った方がいいよと教わったコロッケ屋さん

懐かしの波浮港に到着

しかしコロッケ屋さんは1月5日まで正月休みだった。残念…

ヤバイバルでは波浮港の人にとっても親切にしていただいた。ここでべっこうの漬け汁をもらって虫を漬けて食べた気がする。

そのときの人らしき方がいて、挨拶したいなって思ったけどちょっと恥ずかしかったのと人違いだったらやだな〜と怯んでしまい、諦めて帰る。

挨拶、すればよかったな。。大島の人みんな優しいから

空がだいだい色だった。綺麗なグラデーションで感動した。


夜に見るバームクーヘンも圧倒的な景色だった。

バームクーヘン地層!

妹は、お腹すいた!バームクーヘン食べたい!と言っていた。3年前の私もそんなこと思ってたな〜

これを見ると、自然って自然にできてすごいな、どうしてこうなるんだろう、どうしてこんなにも壮大なんだろうと感動する。

自然はいつだって自然のままでそこにいる

そして、自分はどうしてこんなにちっぽけでしかないんだろう、なにも動かせないんだろう、逆に少しのことで崩れてしまうんだろうとちょっと虚しくなる。

所詮、わたしだ

17時 浜の湯へ。浜の湯は水着着用で混浴。 

シャワー更衣室のようなところで水着に着替え、露天のお風呂に入る。

満点の星を見ながら入るお風呂は最高だった。静かで空の星だけを見て、あれは何座かなーと星座に夢中になる。

目の前の星と、浸かっている温泉だけに集中できる世界

振り返ればなんて贅沢なのだろう


18時20分 予約していた椿寿司へ

ここの二階が椿寿司

一日目に御神火温泉に行ったとき、受付の方に聞いて色々教えてもらい、その時に予約を取ってくださった。

ヤバイバルの時はべっこう漬けの虫しか食べられなかったので、どうしてもべっこう寿司が食べたかった!

これが食べたかった!べっこう寿司

甘辛くねっとりもっちりとしていて美味しい。

辛いのが全くダメな妹が、「無理〜!ねーね食べて!」と言ってきた時に、「ヤッター!」と密かに思ってしまった

おまかせ8かん。べっこう寿司を食べられなかった妹がほとんどを食べていた。
とこぶし煮たやつ。甘くて美味いコリコリ
ホタルイカの沖漬け。ビールとあう
サービスでお雑煮。そういえば今日はお正月だった。ここでようやくお正月を感じた
さびの塩焼き。最近流行ってるらしい、さび

大満足!ビールも私だけ飲んじゃって、お父さんごめん!

(父が運転係)

アイランドスターハウスに帰ったのがおそらく20時くらい

一息つこうと思ってコーヒーミルでゴリゴリと豆を挽いた

自宅から持ってきたコーヒーミル

宿にはちゃんとコーヒーカップもあるのだが、ちょっとだけ旅気分を味わいたくてコッヘルのコップで飲む

外へ出ると星がとっても綺麗だった

周りが森に囲まれているので、邪魔する光が何もない。

スマホで撮ってみた

庭に寝っ転がりながら見た

今日ひょっとしてここで寝ちゃおうかな!なんて考えちゃうくらいに感動していたのだが、映画パラサイトの男の子が庭で一人で遊ぶシーンを思い出してめちゃくちゃ怖くなってしまった。

オーナーさんが、花火やりますか?と声かけてくださってお言葉に甘えて花火

冬の花火がこれまためちゃくちゃいいのです。

澄んだ空と冷たい空気の中で夏の風物詩、花火をする。

途中、ワァオ!という声が聞こえて、お正月だし若い人たちが騒いでいるのかなあと思ったら

大島によくいる鹿の一種であるキョンという動物の鳴き声だった。

相変わらず厳つい鳴き声なんだ

終わって部屋に入り、オーナーさんとお話する

今の若い子の中では何が流行ってるのか?インスタのフォロワーを増やすにはどうしたらいいのか?出会い系アプリって若い子みんなやってるの?という話で盛り上がった

まるいパンを横に切って、たくさんのクリームを挟むと、大きな口を開けたカエルみたいに見えるマリトッツォというのが流行ってますよ、と伝えるとホェーと驚いていた。

(オーナーさんはテレビを見ないので本気で流行を知らない)

気づいたらもう3時

なんだかんだまた夜更かししてしまった。

明日は寝坊しても落ち込まないように、今日も寝るのは遅かったと言い聞かせて眠りについた。