先週の日常

4月29日(月)
昨晩、泊まりに来ていた友達をおいて家を出る。新婚さんいらっしゃいの収録で大阪へ。
新幹線の中で昨日の東京15区の衆議院補欠選挙の新聞記事を読み漁る。
各社、何を大きく報じているのか、どんな角度から書き方をしているのかを比べるのが選挙翌日の楽しみだ。先週2度ほど、15区に入って取材をしていたが、今回は特に考えさせられるような選挙だった。
選挙の熱はすごい。選挙漫遊が楽しかったことを思い返しながら記事をスクラップして読み、眠くなったので名古屋あたりから寝た。

2本録り。白衣を着た研究者の新婚さんに「あのー…」と話しかけられる。職業と服装から、「サイエンスZEROみています!」と言われるかと思いきや、「なすぼけ作りました。」と言われて笑ってしまった。

なすぼけを作って、残った汁で炊き込みご飯を作るアレンジをしてくださったらしい。麺を入れるアレンジはよくやるが、炊き込みご飯は思いつかなかった。やってみよう
レシピを公開することで、意外なアレンジを知ることも多い。楽しい

帰りの新幹線の中では、交通費を書いて、編み物をしていた。帰宅して明日からの海外ロケのパッキング。
自由時間がほぼなく、かなり詰め込みパツパツのスケジュールなので私服はほぼいらない。ロンT、2枚でいけるか、ワンピースくらいもっていくかすごく悩んだ。もし自由時間ができとして、「こいつ遊ぶ時間あると思ってたんだ」と思われるのも嫌だしなあとかれこれ30分悩む。
走る時間はおそらくないが、一応ランシューとジャージも詰め込んだ。

結局2時半まで起きていた。

4月30日(火)
5時半に起床。いつもは出発する20分前に起きるが、余裕を持って30分前に起きた。
荷物もサクサク準備できて、なんだかんだ5時45分には暇になった。起きてから出発するまでの間に時間ができると二度寝を試みてしまうが今日は遅れたら本当にシャレにならないので目をかっぴらいて踏ん張った。モノレールはスーツケースで溢れていた。みんな色々な国や地域に飛び立つのだろうか

GWだからか?荷物を預けるのにとても時間がかかった。税関、出国審査を終えて、いざ飛行機へ。飲み物は保安検査の先に持ち込むことができないので、中でペットボトルを2本、スタッフさんが買ってくださった。長時間のフライトになるので2本買っていただけたことが正解だった。

いざ乗り込み、イタリアへ!まずはフランスのシャルル・ド・ゴール空港へ。そこからトランジットしてイタリアのローマ空港へ向かう。

飛行機に乗り込んで2時間半くらい寝たら、ご飯がきた。揚げたサーモンがご飯に乗っかったもの、豆のサラダ、フランスパン?バター、チーズ、赤いケーキ、味噌汁がきた。

飛行機に乗るといつも付いてくるゼリーの容器に入った謎の水つき。



お酒を少し飲んでうとうとしながら「食べて祈って恋をして」を観る。
見たかった映画だったので、途中で起きてもう一度はじめからみる。
「ミッション:インポッシブル」
「アクアマン」
「君の名前で僕を読んで」をみた。
飛行機で見られる映画は、普段だったらすすんで見なさそうなものを見るのが好きだ。
アクアマンとミッションインポッシブルはなかなか見ないジャンルなので見られてよかった。

編み物をしながら観ていたが、14時間のフライトが長すぎて帽子2個編み切った。
暇すぎて、完成した帽子をほどいて編み直した。
そして5回くらいトイレに行った。海外のお客さんがみんなウロチョロしているので、どこに行っているのかと思ったら後ろの方でストレッチをしたり、客室乗務員さんと話したり、後ろのフリードリンクを飲んでいた!
ペットボトルも飲み切って喉が渇いて仕方なかったので、これはいい発見だった。通路側の席だったので、何度も往復して飲んだおかげで喉の乾燥も防げたし、腰の痛みも軽減した。ちなみにどら焼きも置いてあって、海外の方に人気だった。

シャルル・ド・ゴール空港での乗り換えで、美味しそうなサンドイッチと、パウンドケーキを食べる。腰が痛かったので歩き回った。
シャルル・ド・ゴール空港から2時間でローマ空港到着。サクサクと荷物受け取り、入国審査を済ませ、ホテルへ。目はしょぼしょぼ。
ディレクターさんと合流しロケの打ち合わせをして自室へ。
トイレに便器が2個あってびっくりしたが、あとからビデだと聞いた。便器で用を足した後、ビデ用の便座に移動してそこに水?をため、手で洗うらしい。。日本のウォシュレットに慣れているのでその光景を想像してぶるっとした。

現地時間の5月2日?からロケ開始。一日中ロケをする日々が3日間+最終日の午前中まで続いた。

5月4日?(今がいつなのか?現地時間と日本時間で頭が混乱している)
午前中ロケして、夕方の飛行機で日本へ帰国する。
行きと同様、シャルル・ド・ゴール空港でトランジット
yo!sushi!という日本食屋さんのチェーン店らしきお店でお寿司を買う。

yo!sushiは年始のパリ旅行で行った時、お米が想像以上にぎゅっとしていた覚えがあって、またあの感覚を味わいたくて食べる。

やはりお寿司をぎゅっ!とつぶした感じは変わらなかったが久々の醤油だ!と思った。今まで海外へ行くとどうしても日本食が恋しくなっていたが、今回は全然そんなことなかった。なんなら、ずっとイタリア料理生活でもいいと思うくらいに食があっていた。そういえば以前、番組で自分の腸内細菌について調べたことがある。はっきりは覚えていないが、イタリアの菌がお腹にいると言われたような気がする。ロケの関係で1日に何食も食べていたが、想像以上にはむくみもなかった。とはいえ太って帰ってきた。

乗り換えをして日本へ帰る飛行機の中はほとんど寝ていた。座席についている画面を適当にいじってしまった結果、間違えてキッズモードにしてしまい、見られる映画に制限がかかってしまったので仕方なくアングリーバードをやる。もしくは寝るか、事前にダウンロードしていった「正体」というドラマを見る。

空港に着いてようやく帰宅。
実はロケ中に矯正が外れてしまい、矯正についていた針金が口の中で大暴れしていたので、歯医者へ。普段はこの時間は営業していないが、緊急で対応してくださった。本当にありがたい。口の中に針金が飛び出ていないって快適だ。
本当に本当に帰宅して、2時くらいに寝た。




イタリアで出会ったコーディネーターさんと特急電車の移動中に話した時、
「さくらさんは色々見えてしまうから、大変そうですね。」と言われた。「どうしてそう思うんですか?」と聞いたら、「なんとなくこの数日間見ていたら、人柄がわかる気がします。前に2席あるでしょう。そこしか見えない人もいるし、奥の2席、その奥の2席が見える人もいる。それが見えるか見えないかは年齢じゃないよ。」とコーディネーターさんが言った。
どうでもいいことを考えすぎる私を、こうやって受け止めてくれる人がいるんだということが嬉しかった。ただ、ロケは怒涛で自由時間はインサート撮影の時間以外、一切なく、みんなでゆっくり夜ご飯を食べる時間さえなくて、みんな必死だった。特にコーディネーターさんはずっと通訳と段取りの確認をスタッフさん達としていて、私と話すタイミングなんてほとんどなかったのにどうしてそう思ってくれたのだろうか。
そして、わたしほど視野が狭い人はいないと自分では思うが、なぜなのか。
また、イタリアに行きたい。コーディネーターさんともゆっくりお話ししたい。

先週はそんな日常だった。



イタリアではないが…おなじヨーロッパのフランスに行った時に服のお店で流れていた曲で、楽しかった思い出を振り返るたびに聴いている曲。