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ストレス発散法

ストレス発散法は、ときにより人によりさまざまです。その目的は、「重い気」を「軽い気」に変えるためです。


「気」とは、私たちが生きるエネルギーの源のようなものです。神様が目には見えない存在であるように、「気」もまた、目には見えないものです。その「気」が弱くなっている状態が「弱気」、病んでいる状態が「病気」、それが元の状態に戻れば「元気」になります。


私たちは、明るく生命力の旺盛な人に接することで「好い気」をもらうことができます。しかし、暗く生命力の低下している人に接することによって「気」が削がれてしまいます。


「気」が枯れてしまっている状態が、「気枯れ(けがれ)」。ふつうは「穢れ」と書きますが、「穢れ」というと、何か忌まわしいもの、不浄なものというイメージが強くなります。


気が枯れてしまった状態とは、たとえば元々はピカピカの水晶球に、いつの間にかチリやホコリ、指紋や油の汚れが付着して、曇ってしまったような状態です。水晶球なら水で洗ったり磨いたりすることで輝きを取り戻すことができます。しかし、人間の霊魂はそうはいきません。


わが国では『古事記』に、黄泉国(よみのくに)から戻った伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が、自分の身体に付いた死の穢れを祓うために、海水で身を清めたことが記されていて、これがみそぎ(=罪や穢れを取り去って、心身を清めること)の始まりと言われています。そして後世、その海水から抽出したお塩を使って、お清めが行われるようになったと言われています。

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