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仁王立ちの内弁慶。

推しのラッパーがいまして。今日はそのお話。
タイトルで分かった方はフリースタイルダンジョン見てたはず。

今から4、5年前ぐらいかな。
いつもお笑い賞レースやバラエティ、格闘技を記事にしてくれる
ヨイ★ナガメというブログを拝見してて、その記事の中に
フリースタイルダンジョンを紹介してる記事があって、
それまで僕のラップのイメージはスチャダラパーとか
リップスライム、キックザカンクルーで止まってて、
そういえばジブラがドラゴンアッシュ批判してたなぁぐらいでした。

その記事を見てこの番組面白そうだと思って、
録画したタイミングがシーズン2の
パンチラインフェチズが初登場の回で、
そこで崇勲というラッパーを初めて見ました。

ラップバトルも初めて見るし、フリースタイルとか、
フロウとか韻とか全く分からなかったけど、
即興で相手をディスって行く、アンサーをキッチリ返す、
そのシステムに感銘を受けました。こんな世界あるんだと。

その中でも崇勲はラップもちゃんと聞き取りやすくて
しかも言ってる内容が面白くて、観客をガンガン沸かしてました。
「へー、この人面白いなあ」と思ってヤフーで崇勲を検索して、
崇勲のツイッターにぶち当たり、つぶやきも面白いんだなと
読んでた所に、固定ツイのリンクに張られてた
「FLASH」という曲のPVを見て、心をグワシと掴まれる。


この曲は現況頑張ってるけど売れてない表現者や
芸人や役者、音楽アーティスト、客前でパフォーマンスを
見せる人たちに特に聞いて欲しい。

夢を追いかけてる時の謎の自信、自己肯定、不安、焦燥
全部この歌詞に込められている。まさに光と影。
僕自身も芸人やってた時の記憶がこの曲を聞いて
フラッシュバックし、ずっとリピートして聞いてました。
まさに「喰らった」というのはこの事なんでしょうね。

他の曲も耳障りがよく、自分のポップス観に合ってて、
気が付けば崇勲をディグるようになりました。

そんな中、崇勲が春日部キッチンカーうまいもん選手権
野外ステージで生ライブをするという事で奧さんと二人で観に行く事に。
春日部庄和公園はとてつもなくデカく、キッチンカーがズラッと並び、
僕はコンビニでビールとアイスペールとストロングゼロを買い、
B級グルメをかっ食らい、天龍源一郎ばりのペール飲みを決めながら、
客席の最前列で崇勲が出てくるのを待ちわびてました。

地元のスターである崇勲は熱烈な歓迎で、崇勲が登場する時には
客席も舞台前も観客でひしめき合い、曲でもMCでも大盛況。
そして終盤ぐらいに僕の大好きな「FLASH」を歌ってくれた時に、
自分でも信じられないぐらい号泣しました。隣の奥さんが心配するぐらい。

芸人の世界に未練はないし、自分ではやりきれたとは思ってても、
何かしらどこかに心残りはあるのでしょうね。
それが崇勲の歌で剥きだしになって、酔いがブーストかけて
涙腺が崩壊したんだと思います。いやぁ喰らったなぁ、あれは。

最後は「わかってねぇな」の大合唱で終幕。
ライブ終了後、僕はさらに酔っ払って、帰り大宮の駅で爆睡してしまい、
奧さんを大変困らせてしまったので、この日からペール飲みは禁止。

この日を境に崇勲が出てるイベントに足を運ぶようになりました。
そして春日部でやってるカスカベーションというイベントに行くぞ!と
息巻いてた時に、例の流行り病が猛威を振るってそこから会えず・・・。

今はフリースタイルティーチャーという番組で
先生として出ている崇勲を応援する日々です。
この記事を見てくださった方も、一度崇勲の曲を聴いてみて、
僕が感じとった想いを共有できたら嬉しいなぁと思います。

もし何かしらのきっかけでここを見てくれた崇勲さんへ。

今、ライブもやりづらくアーティストとして
大変な情勢ではありますが、もう少しこの状況が落ち着けば、
伝説の春日部音楽フェスの時に買わせてもらった、
崇勲Tシャツを着て、ライブに遊びに行きたいと思います。
どうかお体だけは大切に。これからも応援していきます。

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