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道は手ずから夢の花 MV語り

 色味成分低めなのが「道は手ずから夢の花」のMVである。KinKi Kidsは白黒で歌い、その背後の花には途中から色がつく。また、夢をみて努力しているらしき方々が黒い背景の前で踊る。バレエだったり、社交ダンスだったり、日本舞踊だったり、歌舞伎だったりと色々な踊りが披露される。それらが、自ら道を開拓して叶えた夢なのだろう。
 第一次産業と違って、踊りは腹を満たせない。その技術や表現力で人々を喜ばせるかも知れないが、それで腹は満たせない。心は満ちても、腹は満たされない。つまり、人々に「金を払う価値がある踊り」と思わせなければ食べてはいけない職業。それは、偶像であるアイドルも同じだし、歌手がどれだけ「歌声で人々を魅力出来るか」も同じ。生半可な志では、生きていく為の金を稼ぐことは叶わない。
 KinKi Kidsの場合は、どちらかというと子供の頃にレールに乗せられて、本人の意志や体調は軽んじられてきた過去がある。その二人が歌う応援歌のMVは、曲調もあって、どこか暗く思えた。

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