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毒親育ち視点で見るジャンケットバンク 解任戦タッグ戦参加者達の日常

捨てられる神あれば拾われる神あり

 ブルー・テンパランス後に5スロットに落ち、雑魚狩りをしまくってはオッサン達を倉庫送りにし、結果的に加賀の勇気(単行本オマケ漫画参照)を打ち砕いた天堂。4リンクの神を経て、解任戦前にハーフライフに昇格していた。
 そして、一応は神父の天堂。資格無き榊に懺悔室を任せ、自分はヘアケアと目元パックでストレスから身を守っていた。まあ、榊は神道からしたら神聖な木なのでヨシ!
(筆者は祖父の葬儀の際に玉串を奉納したことがある。その後も、一年祭等で必要になった為、スーパーの花屋コーナーでも榊が手に入ることを知っている。神道の冠婚葬祭に関わったことがあれば、榊は神に奉納する何かと知っている。だが、冠婚葬祭以外では意識しない為、詳しくは無い)

 一方、ジャージを着て「日課のヨガ」をこなす村雨と人の家で喫煙する渋谷。渋谷は、余りにも柔軟性に欠ける村雨の動きに「(その日課を始めてから)何日目?」と問う。そして、渋谷は村雨の日課は続くまいと踏んだのか、継続出来たら禁煙すると言い放った。因みに、村雨は渋谷に蹴られたことを恨んでいる模様。

伊藤班のギャンブラー二人

 解任戦で村雨・天堂の相手になるギャンブラーの一人は、飲食店経営者の牙頭。自らが経営するレストランで食事をしながら、「ウエイトレス相手にセクハラ混じりのカスハラをしていた相手」を強制的に謝らせた。尤も、ウエイトレス自体が途中でサービス業らしからぬ言動をするのだが、牙頭がさせたのは焼き土下座ならぬ「ステーキ用鉄板にカスハラ客の顔を押し付けての焼き謝罪」である。鉄板は火元から離れている為、焼き土下座程はダメージが無い。だが、それはあくまでも焼き土下座と比べたらである。

 その後、札束をちらつかせて他のカスハラ客を黙らせた牙頭。しかし、相手が金を受け取ったからには、カスハラ客のベルトを掴んでから店外に投げる。硝子代も、カラス銀行の賭博から得た金で賄っているのだろうか? 不自然な金の流れも、銀行が味方ならどうとでもなると言うことか。何にせよ、お客様は神様だが納得出来ねぇなら殴って良い

 二人目の対戦相手として紹介されたのは、弁護士の漆原。苗字は漆原だが、アフリカン呪医でも、毛刈りの窓をこさえる系の戦後のゴタゴタで大学に入った獣医でも無い。
 漆原は、弁護士だけに裁判のシーンから始まる。そのシーンだけであれば有能な弁護士とも取れるのだが、漆原が運転する車の車内で「弁護した相手はクズ」と判明。横暴な運転で人の命を奪ったことを反省すらせず、出廷時に飲酒までしているクズ。それどころか、言い訳を放ち、ウマイ飯を要求するクズ。その話を表情も変えずに聞いていた漆原だったが、腹の中では腸が煮えくりかえっていたようだ。

 クズはシートベルトをしていない上に、シートに靴底を乗せた状態。そんな支えの無い状態で上体をドアに預けたクズ。
 その後、ものの見事にクズは車道に落下。そして、車道を派手に転がった後のトラックによるコンボ。
 だが、まだクズには息があった。なお、人の命を奪ったクズも、どうやら自分が死ぬのは嫌らしい。あれれー? 「てめえが避けろ」って言ったばっかりだよねー? と、コナンなら言うだろうか。それとも、「だぁめですよぉ! ズルっこじゃないですかぁ! 避けろなんでしょう? クズはないないしちゃいましょう!」なのか。
 漆原は、クズを助けると言うよりは、法に詳しいが故に「罪に問われぬよう」救急車は呼ぶと言う。しかし、緊急通報に必要なスマートフォンには、通報より先に着信音が響いた。

 「バイトの時間だぜ、漆原先生
 「その呼び方はやめろって、ガッちゃん

 牙頭にとってカラス銀行の賭博はバイト。そして、先生付けで呼び掛けた漆原からは「ちゃん付け」で呼ばれる仲の牙頭。タッグ戦としては、仲の良さは、確実に村雨・天堂ペアよりも牙頭・漆原ペアの方が上。村雨と天堂も一緒に遊ぶ仲ではある(この時点で、二人だけで遊んでいた描写は無い)が、互いの呼び方からしても相手に心は許していない。そもそも、天堂が班を移動していなければ村雨と対戦する可能性も有った。そんな解任戦タッグ戦、面白くなるとしか思えない。

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