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転生デパーチャー感想

はじめに

転生デパーチャー、最高でした。感想を書きます。

 自分は現地ライブ初参加なので、VALISって実在するんだ、ヴァンデラーって実在するんだっていうのが最初の感想です。ライブが始まってから数曲の間は6人が目の前で歌ってるという実感が湧きませんでした。後方の席だったこともあってスクリーンに映像が流れてるんだけなんじゃないかという感覚でしたが、MCタイムにメンバーが手を振ってくれているのを見てやっと目の前にいることを理解しました。不思議な感覚というのが正直なところで、実際2年前の自分にこの状況を説明しても意味わからんと一蹴されると思います。あとペンライト買っとけばよかった。

1.全体の構成について

 MCでも曲の間のつなぎに挑戦してみたと言ってたけどそれが本当に良かった。曲の終わりで別のビートが入ったり、知らんギターが鳴り始めたりしてうっすら次の曲がわかってくる時間が大好きなのでこの演出がめっちゃ嬉しい。構成で言うと第二幕のソロ曲6連続が個人的に激アツだった。ソロ曲でもフル尺は歌わないと思うけど、どうつなぐんだろうな~て思ってたらちょこんとステージに入って、少しだけ一緒に踊って交代っていう流れが綺麗で曲順もほんとによかった。Rara→Neffyの入れ替わりでハイタッチしてたのを見てにっこりしてしまったりした。

2.曲目について。

 もちろん全部良かったんだけど何曲か。
・開幕ゼノパレード
 どこか静けさのあるイントロから歌い始めで一気に低音が押し寄せてきて一瞬で引き込まれた。曲順が良かったのもあるんだけど少し浮ついていた会場がここてどすんと引き締まる感じ。サビの振り付け好き。
・物換星移カタルシス
 あのラップパートを生歌で聴けるのがやっぱりテンション上がる。ほんとに踊りながら歌ってる????となった。単純にこの曲がVALIS楽曲の中でも上位に入るくらい好きだからってのもあるんだけど、Aメロ後のチノ先ソロパートとか、大サビ前のネフィララのラップパートとか、そのあとのちゃんになソロとか、この曲の好きなところが最大限のパフォーマンスで演じられていたのが嬉しかった。
・新曲、偶像ナイトメア
 新衣装からの中華系サウンド~ってことですごい盛り上がった。新衣装がかわいい、オリジンバージョンもすでに用意されていたとは。曲が始まったあたりでこれは誰の曲だろうな~って考え始めてて、二番入るくらいにあっこれみきとPだわって気づけたのがちょっと嬉しかったほんとにどうでもいいけど。
・革命バーチャルリアリティー
 好き。一番好きな曲なので演目読み上げられたときに声出そうになった。それぞれのソロパートが好きで、特にチノ先の「ちぎれそうな君は知りたくないよ」を生で聴けたのが満足すぎてにっこりしていた。君の人生に革命を起こすからという歌詞とか、だからはやくはやく目を開けてと畳みかけるのが本当に好き。サビの歌詞の詰まり方もあって必死に心から叫んで訴えかけられているように聞こえて、全部の意識がステージに持っていかれる感じがした。テンション上がり過ぎて一瞬で終わったし、頭空っぽで楽しんでたから実はこの曲の記憶だけあんまりない。

3.ここ好きポイント

・一度頭をあげるも他のメンバーが深くまでお辞儀しているのも見てもう一度お辞儀をするちゃんにな。
・ノリノリで高音キレッキレなNeffyちゃん、ロックな歌い方しててこれぞライブだ…!!という感じがした。
・ピグマリオンで、真ん中でおどるVITTEちゃん。あの糸で操られてるみたいな振りホント好き。
・禁断果実のブレイク前に振り付け。これぞラ王…なにあれかっこよすぎ。
・MCで全体的にドタバタしてるMYUママ。かわいい。
・錯綜リフレクションのぴょんぴょんしてるステップ。かわいい。
・ツンデレしてたり変な踊りしてるラ王。かわいい。
・チノ先のイケボ「大好き」。好き。

4.転生した楽曲と革命バーチャルリアリティーの持つ意味

 知ってた人もいたと思うけど、自分は6人が転生前にどういうグループで活動していたかも知らなかったし、その詳細に触れることもないと思っていた。だから乙女的サイコパシーを聴いてる時も今までの曲とは毛色が違うけどもう一曲新曲か~って思っていた。そのあとのMCで転生前の曲って知って!!!???ってびっくりして、でもいい曲だなって奪還シンデレラも聴いておりました。そんな風に2曲楽しんで聴いてる中でも偶像ナイトメアの時と同じく曲の作曲者を推察しようという思考回路が回っていて、奪還シンデレラの中盤あたりで、花譜ちゃんに提供してる時のカンザキさんだこれ!!って気が付きまして、我ながらすごいしきもいけど。となると転生前にもカンザキさんに曲を書いて貰っていたことになって…            

 そうなってくると革命バーチャルリアリティーという曲の持つ意味と重みがまた変わってくる。エンドロールでの答え合わせも含めて、あの曲は‘‘VALIS‘‘として初めてカンザキさんに書き下ろしてもらった曲だったことがわかったことになる。そしてその曲の中で6人は妄想側においでと歌っていると。 バーチャルリアリティーが発表されたときは幸運なことにすでにファンになってて、当時神椿とつながりがどんどん強まっていってるような感じがあって、その流れからカンザキさんに書き下ろしてもらったんだ、と普通に思っていた。自分と同じ順序でVALISに出会った人たちもたぶん同じように思ってたんじゃないかと思う。ただ実際はそういうことではなくて、VALISの6人がバーチャルリアリティーという歌に込めた感情はもっと違うものだったかもしれないと、今になって知ることになってる。発表からもう一年以上経ったあとで、曲への解釈や感じ方がより深くなっていく。しかもこれは一回目じゃなくて、メタモルフォーゼでオリジンの姿で6人が登場した時にも起こってる。末恐ろしい仕掛け。

 そして今日、その最終演目で6人と一緒に転生してきたカンザキさんの楽曲をオリジンの姿で歌い、そこでライブは終幕する。超常現象ダンスダンスはまだだったからそれがラストかなと思ってたけど幕閉じたな~とか、アンコールも無さそうだな~ってぼんやりと考えてたけど、あの2曲で終わるのからこそ「転生デパーチャー」なんだなと改めて思った。きっとそういう位置づけでそういう意味を持ったステージなんだろうなと。VALISのライブは一つのライブとして以上の意味がある。それがやっぱりずっと心を掴まれ続けてる理由の一つだと実感しました。

5.終わりに

 転生デパーチャーは自分がVALISを好きな要素が全部盛りだった気がします。大好きな歌も聴けて、キレッキレのダンスのあとにはわちゃわちゃしたMCがあって、プロジェクトの恐ろしい仕掛けをその場で体感することも出来ました。メタモルフォーゼのときも思いましたが、この人たちの曲すきだわってくらいの感じで追いかけてたはずなのに、気づいたらもっと深くまで引き込まれてて出会ったころとはまた違った気持ちで応援しています。本当に楽しかった。3rdワンマンも絶対現地行きたい!あとペンライトは絶対買うべし!

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