アニクラのレギュレーションとジャンルのおはなし。

※お気持ち表明ではありません
※特定のイベントを言ってるわけじゃないです
※長年続いてたり人気のあるイベントに対してはたぶんこの記事はあんまり適用されません

最近なんですが

「アニクラっていうけどJ-POPとかも節操なくかかるようになってきた」

「アニソンじゃないのにアニクラを名乗るのが申し訳なくなってきた」

みたいなお話を結構聞くようになりました。(悪いことじゃないですもちろん。むしろいろんな曲聴けてわたしはたのしい)

特に配信が発達してVOCALOIDやVTuberイベントが棲み分けされてきたり、どのジャンルにも属さない音楽があったり(具体例としてEDM・・・だけどオタク向け・・・だけどVTuberでもないやつ、とか)と本当にいろんなジャンルが統合したり分離したりみたいなのが繰り返されてます。

ってことでジャンルとレギュレーションについて整理しようかな?なんて思ってます。

noteは結論から書けだから結論いっときます

「アニクラ」の定義が広くなりこの言葉だけではなにをかけていいか(DJ側)/かかるか(客側)わかんなくなりました。

1.アニクラはアニメの原曲以外を流してはいけないのか?

結構話題になってますが結論から言うと「わたしは」流してもいいと思います。

「わたしは」、なので客層やレギュレーションによってはNGです。気にする人はいます。

なぜかというと、今のいわゆるオタク文化なのですが、かなり分散してきてます。具体的には、テレビ離れ+サブスクにより(特に今季や最近の)アニメ離れがやや若い人たちのなかで起きてきてるのです。

娯楽が多様化し特にスマホ文化・・・になるとやっぱりソーシャルゲーム、アプリ音楽ゲーム、そしてVTuber音楽についてはかなりアニクラの曲としても流れるようになりました。クラブでかかりやすいような性質をもった曲もこの手のものには多いです。(ようは音が強かったりクラブミュージックのジャンルを複合したり)

そして曲もSpotify、AppleMusicなどのサブスクがありいろんな時代と界隈のものが楽しめるようになりました。

アニメもアニメでdアニメストアでは過去の作品が配信開始となり注目されることもあります。誰かが布教したことにより52話イッキ見するなんてのもゲーム一本クリアするより短い時間と手間でできてしまうわけです。

ようは文化が

①インターネット側にシフトしている

②分散してる

③さかのぼりやすくなってる

ことは意識しなくてはならないわけで、オタクソングというものは今では最新アニメの周辺だけをさすワードじゃなくなってるわけです。

そういったときにいわゆる流行を拾ったり人気のものを拾ったりする文化であるクラブでどういう曲を拾われるか?っていったら、近年のアニメタイアップだけではなくなってくるのは確かです。

2.おそらくアニメ原曲しか流さない、とかそれが中心のイベントは特異性が出てくる、し需要がある

これ結構大事です。ようはアニクラを名乗りつつこれをやってるところは一定の客層を留めることができる魅力があると思います。

ようは、インターネット文化がゆっくり入ってきておそらくアニクラを名乗っていてもアニメタイアップの原曲が半分かからない現場は珍しくなくなってきました。決してこれは悪い、というわけではなく上記のように文化がシフトしてきてるので当たり前なんです。

なので、どうしてもアニメが好きで来てるのにアニメの曲がかからない・・・って言う場合がある人もいるんです。

そういった人にターゲッティングしたらおそらくリピーターになる率が高いです。また、どうしてもいろんなイベントに通ってると飽きてくることがある人は一定数います。

そういったときにイベントとして選曲傾向拾うエリアが決まっている、というのは大きな武器になると思います。

おそらく今後アニソンタイアップだけが流れるイベント、多めに流れるイベントは特徴的と捉えられると思います。これは武器になりますから、しっかりその点を宣伝するといいと思います。

3.オーガナイザーはレギュレーションを例示することがかなり大事な曲面にあります

前述の理由から、文化が多様化してる今、オーガナイザーさんは自分のイベントで拾える曲やジャンルを「例示」することが大事になってきます。

ようはオタク向けソングのくくりが広すぎて今のレギュレーションの広さでは

①何がかかるかが分からない

②だれが客として来るか分からない

③DJが何をかけていいのかが分からない可能性があるのです。

(イベントやDJが知られてればまだ有利ですが)特に新規で立ち上げるイベントでDJも新しい人ばかりだと

「ほんとに私の好きな曲かかるのかなぁ…?」

となる可能性は高いです。

私は何でも好きですが、みんながそうじゃないんですよね。

インターネットはわかるけどアニメはわからん…
アニメはわかるけどインターネットはわからん…
オタク多そう…
パリピ多そう…

つまりそういう不安を解消してあげるような告知は重要になってくるかと思います。

具体的にはレギュラーDJのひとはこのあたりが得意で、このイベントではこれがかかるよ、を具体的に例示してあげることが重要です。

もしくは動画とかで様子を伝える…でもいいかもしれません。

4.DJは得意分野や好きなものを例示することが大事になってきます。

以上の背景があり、DJを選ぶときの選曲の特性ってのはパーティメイキングの参考になります。

バランスよく行くのか?特集を組むのか?みたいなのを考えるときに絶対に見る要素になります。

なのでもしいろんなイベント出たいって人いれば回せるジャンルを例示しとくといいと思います。

あとは名刺代わりのMix用意する、とか、公募に出してみる、みたいなのもいいかもしれません。

あなたはなにのオタクなんですか?と聞かれたとき答えられる人は強いですしジャンル別にイベントする際にはかなり考慮されます。

まとめ


・ようはアニクラ=オールジャンルオタクイベントになってきました。
・棲み分けの行われてる都市部では確かにアニソン多めかもですが地方では前者の意味で使われます。
・地方でもいろんな分野が得意な人いるので枠によってはボカクラ・Vtuberクラ・二次元アイドルイベみたいな感じになりますしそれを求めてる人もいます。
・求めてない人もいます。
・イベントでどんな曲がかかるのか、なんのオタクが来るか、が分かるようにしましょう(オールジャンルはいいことだけどここの予想ができないのはDJにとってもお客さんにとっても「怖い」です)
・どんな曲をかけるDJさんを呼ぶか/名乗るか考えときましょう。
・このイベントで回したいんです!な人はそのイベントに行かないと何をかけていいかがわからないと思います、遊びに行きましょう。

なんかやや誤解あったから補足

・特定のイベントを落としてるわけでもないしブランディングができてるなら特にこの記事に書いてあることを意識しすぎることはないです!続いてるイベントであればあえてここに書いてあることをしなくても口コミで何が流れるか広まってくはずなので。

・もちろん明記しないのもありでその場合はDJさん本人に依存します。それもありですしそれが楽しい場合もあります。

・何が言いたいかっていうと新規でイベント立ち上げるよってなった場合「アニソンもかかるけどこういうのもかかるよ」って言うことで足を運んでくれる層はいます。

・喧嘩はやめてくれ。喧嘩するために記事を落としたんじゃない。

・この記事をアニクラ怖いって記事に捉えてる人いますがそういうことではないです。怖いとしたら拡大解釈してる側です。むしろ今まで以上にDJ選ぶのが楽しくなってくるし、いろんな曲が聴けて楽しいし、ちゃんと宣伝すれば新たなお客さんが来るかもしれない、とポジティブにとらえてほしいと思ってます。

・全員これをやれ、ではないです。例えば楽しい動画をあげて様子を伝えている、でもいいですし、ツイッター実況がさかん、でもいいです。
ようはイベントを伝えましょう、ということなんですよね。手段は色々あると思ってます。

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