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#それたい #オタドア 技術解説 映野ごぐる踊らせてみた編

最近ですがDJ配信でもわたし動くの得意じゃないので、それでも配信がしたい!#7(ボカロ回)とOTAKU_DOORS #5でちょっとMMD関連の技術をいじってみました。

モーションが作れるわけでもなくモデルが本格的に作れるわけでもないので自分で振り付けして踊ったりはさすがにできませんが、既存のモーションを読み込むくらいならなんとか、といった感じです。

①それでも配信がしたい!ボカロ回編

ダンスミュージック主体のセトリだったので、とりあえず踊らせる、ダンスっぽい動きをさせてBPMSyncをして合わせるって感じでやりました。

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このとき使ったツールがVRM Live Viewerです。いろんなツールの中でいちばん手軽にVRMモデルを踊らせることができます。

お気づきの方はいるかもですが今回配信に使ったモーションはサンプル曲のUnite the Skyという曲です。

この曲のBPMが140、Resolumeの基準BPMが120なので、まずは一周分GB背景でUnite the Skyを踊らせた動画をOBS等で録画しておき、Aviutlで速度を変えておきます。

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同じモーションを35分間繰り返すのもなかなかよくないので、今回はマスクエフェクトやミラーや分裂を使いつつ踊りはメトロノーム的に使いました。

動画を予めつくっておき→速度変更した状態で出力→ResolumeAlleyでDXV変換してResolumeに素材として登録、の手順を踏んでるので、普段の構成に+1個動画を読むくらいの負荷です。準備さえできれば実は今までの構成で一番軽いし操作もダンスのOn/Offの動作増えるだけです。

BPMも基本的にはBPMSyncしてるのでTapしてるテンポに踊りがついてきてくれます。

踊りはまあ曲の展開に合うかまで調整すると複雑になりますが、あってるところだけ合ってればいいかのスタンスでいい気はします。

4拍単位で動かすボタンとかループとか入れとくと幸せになる人はなるかもしれないけどDJしながら踊らせるならそこまで制御すると脳のリソースが足りなくなる・・・ので私はあんまり合わせませんでした。

こま切れのループにしてNanoPad等でパターン選んだりするのもいいかもしれません。

②オタドア夏回(ラジオ体操)

ラジオ体操ですが、さすがに運動神経正直よくないわたしがやってもあんなにきれいにはいかないので、MMDモーションを利用しました。

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↓お借りしたモーションです

↓こちらもあるのですが上半身しか動きませんでした


で、VRoidで作ったVRMモデルにMMDを適用するぞ!!ってなってまあ最初に行き当たるのが間違いなくモデルを変換して本家MMDで読み込むという方法なんですが、

この方法でやると結構モデルに違和感が出やすいのと踊らせるとき結構重いです。

だいたいMMDの構成からお話しすると、MMD用のモデル(.pmd/.pmx)モーションデータ(.vmd)からなります。

一方、それたいで使ったVRM Live Viewer等は汎用的にいろんなソフトで使えるようにしたVRMファイル(.vrm)モーションデータ(.bvh)からなります。

配信で基本的に使っている3teneでもこのBVHファイルを読み込むことができるので、ようはVTuberやVRoidを動かすときの現在の主流な形式のひとつとなります。

じゃあVMDファイルで振り付けのモーションデータ探しにいくか!!!

といっても比較的新しい形式のためなかなかありません。

↑こういうサイトに細かい動作はあったりしますが振り付けとかはあんまりないです。

やっぱり「振り付け」「長い動き」に関しては歴史が長く今でも使われているMMDが非常に強く、特定の振り付けや動きをお手持ちのVRMモデルにやらせたい!って人も多いと思います。

ということで、MMD用のモーションデータ(.vmd)の方をBVH(.bvh)の形式に変換するという流れになります。

手順は結構簡単です。私が今回使ったのは「LiveAnimation」というソフトです。

このソフトでサンプルモデルを置き、VMDファイルをインポート。その後、BVHファイルとしてエクスポートします。

新しいビットマップ イメージ

新しいビットマップ イメージ

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エクスポート時、必要なパラメーター設定を行います。今回のラジオ体操のモーションは右手座標系だと動きがおかしくなるので左手座標系で変換したらいい感じでした。動きが変な時はほかの反転パラメーターなどもいじっていろいろ試してみてください。

新しいビットマップ イメージ

あとはできた.bvhファイルをVRM Live Viewerや3teneに読み込ませればOKです。


VRM Live Viewerの場合、「BVH」というところで読めます。

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3Teneの場合、「モーションフォルダを開く」でモーションを入れられるフォルダ開くので、そこに.bvhファイルを置くと使えるようになります。

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ただしいくつかのモーションは動きがおかしくなったり、そもそも変換してもどちらかのソフトで読み込めなかったりはありました。

純粋なMMDと少し動きが異なることもあるので必ず目視で確認してください。

とりあえずこれを動画として録ってVJソフトやOBSなどに組み込めばOK・・・

ですが、ここでラジオ体操特有の問題が発生します。

ラジオ体操は四つ打ちじゃないので、動きのテンポ感が音源によって違います、体回すところとかジャンプするところとかほんとに音源によって速度感違いますよね。よってずれまくります。(今回も調整はとても雑で、めちゃくちゃ早く動くところとそうでないところにムラがあります)

調整はVirtualDJで地道にテンポフェーダーを動かしながら行いました。

左デッキに動画、右デッキに音源を読み込み、テンポフェーダーやプラッターなどで地道に調整してOBSで撮影しました。

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これをプレイ中にGBをマスク透過していい感じの背景に乗せてあげればOKです。

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実際やってみると結構シュールで面白かったです。

みんなもぜひDJ配信で急に自分のアバターにラジオ体操を踊らせましょう。


ということで拙いながらもいろいろやってみました。今後もDJ配信・VJを通してなにか面白い表現等できればと思いますのでよろしくお願いします。


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