創奏音楽祭 #3 VJレポート

先日、2/19-20にわたり第3回創奏音楽祭お疲れさまでした!

Discordイベなのにとんでもない数のリスナーが出入りするイベントになりました。感覚として20人前後以上は常に両フロア内にいてすごいときは100人近くいました。やばい。

DJも52人とすごい人数でしたが、Twitchでの配信イベにも引けをとらないクオリティの人たちでした。しかもこのメンバーの結構な割合が2020年代にDJを始めたというみたいです。すごすぎる。

画像1

mix先行枠というものがあり、今回はVJとして参加しました。

他の人画面も見させていただいて、本当に個性の塊でした。カメラで手元写したり、家の猫と共演したり。DJソフトの波形をうまく乗せたり、OBSの機能でVJに挑戦したりと様々な工夫がなされ、目にも楽しいイベントとなったと思います。

今回はtwinXX(サツバツおやつさん&もちきんちゃくさん)、Kろっくさん、トゥーンさん、かなたさんの4枠のVJを担当しました。

私は普段アニクラでVJやってるので背景素材の扱いとかクラブVJとかの経験は実はそんなになくてですね。正直うまく演出できるか自信なかったんですが、結構4名とも自分の色や領域を持っているのもあり楽しくVJできたし私にとってのいい経験にもなったかと思います。

Mix先行型のイベだと、曲に対してどういう素材やエフェクトを当てるかをじっくり考えることができるので結構楽しいしためになるかと。特にVJ始めたての人なんかは名乗り出てみたら最初は大変かもですが格段に使える表現増えると思います。

このイベント自体が52人による個性のぶつけ合いみたいなところがあるので、4枠の個性を尊重すべく素材セット・エフェクト・OBSレイアウト等別々のものを組みました。一応コンセプトとイメージを。

全体コンセプト:「個性を活かす」+「VJたのしいよ」

後ほど書かせていただきますが、4つのMIXに映像を当てるときに思ったのが

4つとも色違うなーいいなーということです。

なので、自分の持ってる素材を使いつつ、いろいろと実験的なこともいれながらやっていきました。

もう一つですが、以前VJ講習会でSleeplessをお借りしたこともあり、VJソフトあるとこんな表現できるよ的なことを伝える、というのも一つのテーマとしており、見たことある素材でもエフェクトや重ね方でちょっと味が変わってくるから楽しいものだよ。という感じでやりました。

①twinXX

テーマ:「開幕」「つよくてKawaii」「コックピット」

OPから飛ばしてますねー!!!ってのが第一印象でした。

OP向けに開会宣言トラック作ってくださったみたいなので始まったんやな・・・をVJでも演出。PowerPointで簡単ですが素材を作りました。


これOPで聴いたらクオリティ高すぎるのでハードル上がるやろなぁ・・・と思いつつ、VJでも派手めにしてハードル上げました。

キャラクター画像やロゴを頂いたのでどうやって組み込もうかなーといろいろ模索した結果、コックピットみたいな感じに。

キャラクター止まってるだけなのもなーということで、前から後ろに流れる系の素材を各キャラクターに当て、ドットスクリーンエフェクトでロボや乗り物の中にいるお二人を表現して「マシンに乗り込んだ感じ」の絵にしました。

画像2

あとは音強い曲が多かったのでKauna(オーディオスペクトル)を入れました。入れる位置どうしようかなーということで上下に計器っぽく。twinXXの二人のイメージに合わせ赤青にしました。

素材はPOPでフラットなものを中心に各曲ごと当てました。

新しいビットマップ イメージ (2)


曲がいい意味でめまぐるしく変わっておおってなったので全レイヤーだけでなく各レイヤーも移動できるようにし、途中マッシュアップで追いつけなくなったときは素材をいろいろ変えながらプレイしました。

結果、全体的につよくてKawaiiを表現できたのではないかと思います。

②Kろっく

テーマ:「PVをつくる感じで」「RekordboxLyric」「曲のサウンドについていく感じで」

VTuber楽曲を中心に、BPMや雰囲気の近い曲をいい感じでまとめてくださった感があったので、複数素材重ねるときは共通の素材や素材の色系統を引き継ぐ感じでやっていきました。

画像3

全体的に雰囲気の変え方もうまかったので、それに追従する感じで、漸化的な感じでいろいろ切り替えつつ、がらっと変わるときは動きも含めて変えました。

新しいビットマップ イメージ (3)

素材としてはいろんな属性のものをまんべんなく使ったかな感ですね。

あとはいろんな人が好きそうな曲を選んで詰め込んでくださったので、RekordboxLyricが有効な曲が多く、それを活かす感じで組みました。

ご自身の好きなものとみなさんの好きなものをいい感じに詰め込んだ広い人が楽しめる枠になったと思います。

③トゥーン

テーマ:「ゴシック」「ハードコア」「かっこいい」「激しい」

推しているサークルオンリーという枠だったので、サウンドに統一性がある印象で、VJも統一性的なのがあるといいのかも・・・

ということで、Thresholdとかを使ってモノクロでゴシックな感じを主体にしてみました。

画像6

新しいビットマップ イメージ (5)

ほか3人と違った絵になったのではと思います。

手動エフェクトもトゥーンさんのターンだけゴシックに合うもの主体で。Inverse RGBやGlitch系を多用し、ハードコアのイメージで組みました。

また、サウンドに統一性がありながらも、途中途中で意外性のある曲(和風だったり)がちょくちょく入ってきたので、そこではエフェクトを解除し、和風のところでは和風に、かわいいところはかわいい、という感じでやりました。

新しいビットマップ イメージ (6)

あとは上下にKaunaを白黒で表示し、全体的にフラットな印象に。素材としてはStructure(境界のある構造物)を中心に角張った感じのものをたくさん使いました。この系統とThreshold/Colorize(モノクロ)の相性が結構よかったです。

DJとしても繋ぎ流れが非常によくて、素材の動き、ビート感や流れを考えつつ楽しくVJできたとおもいます。

④かなた

テーマ:「エモい」「RekordboxLyric」「曲ごとのイメージ重視」「DJでもVJでもオタクを倒していく」

VTuberファンにとってライブなどで思い入れのある曲を多く入れてきたので、ライブ演出やPV、あとはVTuber本人のイメージカラーなんかを参考に汎用素材でいろいろ組みました。

画像9

曲想はいろいろで飽きさせないながらもやや切なさやエモさを含む曲が多かったので実写系素材、空や宇宙、ふわふわ系の素材や曲中に出てくるもの(蒼い蝶、とか雨、とか夏→ひまわり)を入れてRekordboxも使えるところは使いキーワードを引き立てる感じに。切なさエモさを表現できてれば幸いです。

新しいビットマップ イメージ (4)

個人的にはたぶんVJで今後使わないだろな・・・というパスタの製麺素材を使えたのが楽しかったですね。(ぱすたすきゃっと)

新しいビットマップ イメージ (7)


ということで4枠VJしたとき何考えてたかみたいな記事でした。

もちろんこうしてれば・・・ってのも無きにしもあらずですが、(特にエフェクトの発動タイミングとか次曲素材を早く出しちゃう、とか曲のイメージにあった素材が即座に選べなかった場面あるなど)その反省点も活かしつつVJやっていきたいと思います。

次回もあったらぜひ参加したいと思っておりますのでよろしくおねがいします。

最後に。


VJ楽しいよ!


以上。ありがとうございました。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?