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災害復旧に向けて

8月14日弊社嬉野オフィスが冠水した。
元々塩田川に面しているので、
水害のリスクを理解した上でオフィスを作った。
2018年7月にも大水害もあった場所。

今全国で川の氾濫による冠水被害が起こっている中、
報道のコメントで、

「ずっとここに住んでいるから大丈夫だと思っていた。」
「大丈夫だと思って非難しなかった」

とよく目にする。

いつどこで何が起こるかわからない。
その被害に自分自身が直面した。
今回の大雨はかなりの長期の間続いていたし、
僕は嬉野にずっといたので、
川の水位や流れの激しさをみている中で、
「今日もしかしたらやばいかも。。」という思いはあった。
ただ、「大丈夫でしょ?!」
という思いからオフィスの中の家具や備品などの搬出の徹底が、
不十分だったと思う。
もっとできたことはあったと思うし、
僕自身がもっと主体的に動けたととても反省した。
3日間で1000ミリ以上の雨量は尋常ではなかった。
もちろん和多屋別荘の迅速な判断で人命は問題なく守られたが、
弊社オフィスの3フロア全てが冠水した。

僕自身、和多屋別荘のこの場所でオフィスを続けることに、
とても意義を感じているが、
その事をメンバーに伝えた時のみんなの思いは忘れられない。
昨日まであったオフィスが水没し、
散々たる姿になったことに直面し、
いつ何があるかわからない不安を直接ぶつけてくれた。
僕よりも毎日通っている思いの籠ったオフィスが、
泥まみれ、日々カビが生えにおいも厳しくなる。
簡単に「この場所で続けたい。」と伝えたわけではないが、
考えが甘かっと思った。

やはり救いになったのが、
大変忙しい中、わざわざ佐賀県山口知事や嬉野市村上市長、
その他、県庁の方々、市役所の方々に状況把握でお越しいただき、
対策を迅速に判断いただいた。
何よりも和多屋別荘の全スタッフ、
茶農家の方々などとても多くの方に、
泥出しの手伝いから温かい言葉をいただき、
地域のコミュニティをとても感じられた。

メンバーともしっかり話せたと思っているし、
今回の件があったからこそ、
現場のメンバーが主体的に思いを形にし、
やり切ろうという意識がさらに芽生えてきたと思う。
自分自身を見つめ直すとてもいい機会になった。

とはいえ人命最優先なので、
できるだけのリスクヘッジを考え、
水害の際の災害マニュアルを今回徹底して作った。
初動が遅かったことを反省しつつ、
次に同じことが起こった際の対応力を、
組織であげていければと思う。

報道もいくつかされ関係各位から温かいお言葉をいただく中で、
佐賀県企業立地のお手伝いや、
ワーケーション会員、弊社施設利用の皆様、
誘致いただいた企業の皆様にご迷惑がかからないよう、
メンバー一丸となってやっていきます。
10月中旬には復旧完了を予定している。

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