たねまき寺子屋② ~純粋~

毎週土曜に行っている寺子屋では「強く正しく生きる心を育む」ことを目的に、歴史上や現在の偉人の生き様や考え方を伝えています。
これまで数々の偉人をプレゼンしたり話を聞く中で、「強さ」「正しさ」と併せてもう1つ重要な共通点があることに気が付きました。
それは「純粋さ」です。
憧れられる偉人は、強く正しいだけではなく、純粋でキラキラしている。
そして自分にもっとも足りないのはこの純粋さであると痛感しました。

真の偉人はキラキラしている

「人生とは重荷を背負って生きるが如く」耐えて耐えて天下統一を果たした徳川家康は紛れもない偉人ですが、後世に人気があるのはガムシャラに駆け抜けた織田信長です。
これは現代でも同じで、皆様の身の回りでも、みんなに愛される人っていくつになっても子供のようなキラキラ感を放ってないでしょうか。
真のリーダーは強い心と正しい道を求めるのは言うまでもなく、その上で純粋でキラキラしていれば最強です。

なぜ純粋さが失われるのか

大人より子供の方が純粋なのは言うまでもありません。
人間は生まれながらにして純粋なはずなのです。
それがいつしか失われていくのは、純粋さは自分や他人を傷つける諸刃の剣だからです。
現在問題になっている新興宗教も、純粋な人ほどハマってしまいます。
純粋なだけでは世間の刃から身を守れないので、純粋さを押し殺すことで自分を守ろうとしてしまいます。

しかし、本来は純粋にワクワクすることに全力で取り組める人生がもっとも幸せなはずです。
強い心と、正しく生きる心を備えていれば、純粋さを脆さではなく「道を切り拓くエネルギー」に変えることができます。
純粋で心が強くて正しく生きようとする人。
そんな人になるのは一見難しそうですが、だからそんな風に生きた偉人に触れることで憧れを抱き、少しでも爪の垢を煎じて飲もうと思うきっかけが大事なのだと思います。

純粋であるために

先述した通り子供は大人より純粋です。
大人になるにつれて純粋さを失わないためには、子供のうちから兄弟や友達とたくさん遊んで「共感力」を身に着ける必要があります。
私は、大人が純粋であるためにもっとも重要なのは親友の存在だと思っています。
上辺の会話ではなく、本音で語り合える人。
そんな人は大人になるほど得難くなります。
だから、そういう人との出会いと交流を大事にすることが、純粋でいられる要素だと思います。

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