陰嚢湿疹(いんのうしっしん)と15年戦い、勝つまでの涙の記録【第8回】~夏の陣~
※陰嚢湿疹(いんのうしっしん)で悩まれている男性は5人に1人。この陰嚢湿疹(いんのうしっしん)は、なった人でなければ分からない男性にとっては極めて大きな悩みです。そのその悩みから1人でも解放されたらという想いで綴ります。
【第八話】
陰嚢湿疹(いんのうしっしん)を劇的に改善するためには玉袋と下着との接触を断つ以外はありません。
ところが下着をはかないわけにはいかないためどうしても治らないという問題が起きてしまいます。繰り返しになりますが、特に下着と玉袋との接触が多い、
赤い部分が問題なのです。
温泉旅行の帰り、温泉で多少良くなったにせよ陰嚢湿疹(いんのうしっしん)の根本的な解決法をずっと考えていました。
いっその事、ドライアイスで陰嚢(いんのう)を焼いてしまおうか・・・とまで考え、ドライアイスを売っているお店を調べていたほどです。
ドライアイスを考えついたのはイボの治療にドライアイスで焼く凍結療法があるからです。もちろん陰嚢に使ったらどんな事が起きるか、悶絶どころの騒ぎではないことは容易に想像が出来ます。
しかし私はそこまで追い込まれていたのです。同じ状況に陥っている人は大変多いと思うので、この気持ちは理解出来るのではないでしょうか。
ただドライアイス以外にもう1つのアイディアが湧きます。
これこそが陰嚢湿疹(いんのうしっしん)を劇的に改善させる方法だったのです!
それはずばり!熱さまシートでした。
私が使ったものは無着色、無香料で肌に優しい弱酸性の子供用の「スーパークール アイスシート」です。
これだったら非常に肌にも優しく、更には冷やしてくれるのなら玉袋もだらーんと垂れないかもしれない!と思ったのです。
結局、縮んだ状態の玉袋に薬を塗ってもオフィス内が温かいと徐々に玉袋はだらーんと垂れてきます。
垂れれば垂れるほど下着との過度な接触が起き、治らないという繰り返しだったため、冷やして玉袋を垂れ下げないことと、下着の繊維と玉袋の接触を断つことが重要だと感じたからです。
ただ残念ながら熱さまシートの冷えるジェル部分に薬を塗って玉袋に張り付けても粘着力が低いためにすぐ取れてしまいます。
そこで考えたのが木工用ボンドです。笑
第6話でお話しした絆創膏ケアリーブのガーゼの部分に木工用ボンドをつけ、熱さまシートを張り付けることにしたのです。アロンアルファなどの固まると堅くなってしまうボンドではダメだからです。
尚、私が使った木工用ボンドは、
です。
作成方法は下記の通りです。
まず絆創膏ケアリーブの大きさと熱さまシートの大きさが合わないため、熱さまシートの周りを2mm程度カットする必要があります。
熱さまシートの周り2mmにはジェルがあまりついていないため、この部分は不要でもありました。
次に、絆創膏ケアリーブのガーゼの部分よりほんの僅か(1mm程度)大きめにカットをします。
すると下記の様な状態になります。
そして絆創膏ケアリーブの上に木工用ボンドを薄くまんべんなく塗ります。
そしてガーゼよりひとまわり大きい熱さまシートを木工用ボンドが塗られたガーゼの上に置きます。
これで完成です。熱さまシートがひとまわり大きくないとガーゼの部分が玉袋にあたり、悪化してしまう可能性があるので、ガーゼ部分を覆い被せる大きさにする事がポイントです。
なれれば数分で1個作れるようになるため、幾つか作り置きをし、熱さまシートの袋に入れて保存をしておくとよいかと思います。
次に実際の使用方法です。まず熱さまシート自体に弱いながらも粘着力があります。そのため、玉袋にくっついてしまう可能性があるのです。それはそれで玉袋への刺激になってしまいます。
そこで薬(私の場合はフルコートF軟膏)をこの熱さまシートのジェル部分にたっぷりと、そして全体にまんべんなく塗ることが超重要です。
ジェル部分に薬を塗りつけるとその薬の油分で玉袋にはくっつかなくなるからです。
もう1つ重要な事を言うと、ジェル部分には薄いビニールが付いています。
普段はこのビニールをとり、ジェルの上に薬を塗るのですが、私は一度夜帰宅した際、酔っていたため、このビニールを外すのを忘れ、ビニールの上に薬を塗り、張り付けて寝てしまったことがあります。
そうしたら翌日、ビニールの上なのでまったく玉袋にくっつかず、とてもいい感じになっていました。
もしビニールの上から薬を塗ってもそれほど玉袋に刺激が強くないのなら、ビニールの上から薬を塗ってみて下さい。
この方法は下着と違い、玉袋への刺激が熱さまシートだと激減し、また常に薬が玉袋に浸透!、一度これをやったらやめられない!というほど私には効果がありました。
ただ幾つか気をつけなければならない重要なポイントがあります。私はそれによって大変な事になってしまったからです。
今回の第八回は長くなったため、これで終わりにしますが、第九回はこの気を付けなければならない重要なポイントについてお話しします。
その重要なポイントを知らずに張り付けてしまうと非常に危険なため必ず第九回を読んでから玉袋に張り付けて下さい。
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