2/17 2020

親が嫌いだ。

だから僕は「優しい子」になった。

周りが使う「優しい」は自分の事よりも他人の事を思いやる行動をとった時に使う言葉だった。

僕の使う「優しい」は都合が良い時に使う言葉だ。

僕は「都合が良い子ども」だった。

そのお陰で培った演技力や自己犠牲心は、随分と役立ち、人生を生きやすくし、そして日に日に死にたい感情が増大していった。

感情に敏感になり、情緒が与える影響が波紋の様に大きく感じる。

自身の事を称賛されたり、褒められても、人生を進む為の圧力には全くならなかった。

動かずに止まったまま傷ばかり増えていった。

周りから見れば僕は成長し、進んでいると言う。

その言葉を投げかけくる人に対して、また自分は「優しい人」を演じたんだと分かる様のなってきた。

これから先も、止まったまま、演じていくのだろう。 早く死ねることを楽しみにしている。