23歳の通過点

生きるという病を患っているのだから、
死という薬を飲むしかない。
効き目がおそく、味がある。
これを飲まなければ.
先に病で死んでしまう。


せっかく死ねたのに、
まだ、誰かの中で生きてしまっている。
私が残したものを使うのは勝ってだが、
私を使うようなことはしないでくれ。
やっと私が私だけのものになったのだから。


死があるのだから生きているのであって、
わたしのなかの死をなくすならば、
たべず、ねらず、のこさず、
それでいてしずかにとまるのであろ。
やはり、死は必要なのか、


たのしみでしょうがない。
使い切りや、無知ではなく
したいのだ。