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EXITド新規ファンが感じた文春報道の遺恨

私は2020年4月頃にEXITを知って最近ファンになったばかりの、超ド新規ファンだ。本当は彼らに出会えて良かったこと、変われたこと、彼らの好ましい所などから書きたいところだが、彼らについて調べるなかで特に困ったこの件について、今の気持ちを書き記しておきたい。

EXITも文春報道も知らなかった

彼らが売れ始めた2018年下期頃、私は働きながら資格取得に向けて勉強しており、元々あまり見なくなっていたTVを更に見なくなるような状況だった。彼らが爆裂に売れた2019年も、資格合格後の研修で引き続きプライベートが無く、やはりTVを観ない生活が続いていた。時々TVを付けている時に彼らが出ていてチラッと見たことはあったかもしれないが、EXITというお笑いコンビを認識したことはなかった。
そんな私だったので、2019年9月の文春報道もリアルタイムでは全く気付かず、今年の春にEXITを知り、パブサやネット検索を通じてそのような報道があったことを知って驚いたのである。

事後的に容易くアクセスできた情報

ネットの検索結果は企業側が金で買っていたりGoogleが検索履歴からサジェストしたりしているので、今年の春に私が兼近さんの逮捕歴について調べた時の検索結果を再現することは出来ないのだが、そのときに目にした情報は大体以下のようなものだ。

①文春の報道内容をなぞる当時のネットニュース
②報道当日のりんたろー。さんのツイート
https://twitter.com/rinnxofficial/status/1169339425878245376
③報道当日の兼近さんのツイート
https://twitter.com/kanechi_monster/status/1169437349366751233
④爆報フライデーの放送内容をなぞる当時のネットニュース
⑤報道後に好感度が下がらなかったとする当時のネットニュース

知りたいのにアクセスできなかった情報

上記の情報にアクセスできた一方でなかなかアクセスできなかったのが、以下だった。

①文春の記事
②同時に掲載された兼近さんの主張

①②ともに出版された週刊文春の記事であるため、事後的に入手不可能であるのは致し方ないと思うが、①は二次的ネットニュースがわんさかあるのに対し、②はそこまで言及するネットニュースが少なく、言及されていても一言二言の抜粋に留まっており、はっきり言って無いに等しい。それは、今もなお。

浮かんだ疑問

そんなわけで、肝心の兼近さんの主張にアクセス出来ないまま各種ネットニュースを読んで浮かんだ疑問は、「売春斡旋して罰金10万円って軽すぎないか?」というものだった。
売春斡旋という言葉から連想される行為と刑罰の軽さが、いまいち結びつかなかったのである。

自分で調べたこと

そこで、兼近さんが違反したとされる売春防止法についても調べることにした。おそらくこの条文かな?というものがあった。

売春防止法6条 売春の周旋等
売春の周旋をした者は、二年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する。 
2 売春の周旋をする目的で、次の各号の一に該当する行為をした者の処罰も、前項と同様とする。
(後略)

もしこの条文違反だとすると、刑罰は「二年以下の懲役又は五万円以下の罰金に処する」とある。この読み方が分からないので更に調べると、「罰金ならばMAX5万円、懲役ならばMAX2年。いくらか何年かは裁判官が決める」という意味だった。また裁判官は、懲役は罰金より重いとして、どちらか(条文によっては両方)選択するということだった。
あれ、10万円てことはこの条文じゃないのか…。というわけでまた法律を読むと、罰金10万円という判決に至りそうな条文がいくつかあった。

第十条 売春をさせる契約
人に売春をさせることを内容とする契約をした者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
2 前項の未遂罪は、罰する。

第十一条 場所の提供
情を知つて、売春を行う場所を提供した者は、三年以下の懲役又は十万円以下の罰金に処する。
2 売春を行う場所を提供することを業とした者は、七年以下の懲役及び三十万円以下の罰金に処する。

第十二条 売春をさせる業
人を自己の占有し、若しくは管理する場所又は自己の指定する場所に居住させ、これに売春をさせることを業とした者は、十年以下の懲役及び三十万円以下の罰金に処する。

ここまで調べてようやく、「売春斡旋で罰金10万円というのは、懲役刑とならなかったという意味では軽いが、罰金刑としては軽くない」ということが理解できた。

いま困っていること

刑罰うんぬんは自分の興味の世界だから良いとして、いま困っているのは「アクセスしやすいネットニュースには、売春斡旋と現金強奪で二度逮捕されたとある」ことについて、「現金強奪については不起訴処分となっている」と主張できるソースがないことだ。(二次情報を集めただけのネットニュースはソースと呼べないと思っているので)
EXITが好きなんだ~という話をしたときに、当時のニュースの記憶で2つの罪について言及されたとき、1つは無実だとスッと見せられるものが欲しいのである。そして願わくば、もう片方についても本人の言い分というのを見せたいのである。自分自身、ネットの海からようやくグレーなソースとはいえ兼近さんの主張を見つけて読んだとき、これを知っているといないとでは印象が全く違うなと思ったので。

いま願っていること

兼近さんは、自分の主張については自伝本で書くと明言しているので、それを心待ちにしている。
でも、出来れば、可能ならば、当時文春に掲載されていたそのままでも構わないので、彼の主張をnoteにでも掲載してくれないかなぁと思う。

つい最近ファンになった私から見ても、彼がコメンテーターとして活躍するたびに、逮捕歴について新たに知る人(自分もその一人だった)やそれを持ち出して攻撃する人が増えているのは明らかだ。
少し前に彼は自伝をnoteで小出しにするか本にするか迷っていたというが、こうなることが予想できていたのかなとも思う。そしてまた、最終的に本にすることを選んだので、それまで彼は彼自身の罪について申し開きをしない決意があるのだろう。また、彼やりんたろー。さんがツイートしていたように、今の姿を見せることで足りるという考えもあるのかもしれない。

それでも、野放図に残り続けるネットニュースを思うと、過去に出版物に掲載された情報を別ルートで発信しないよう心掛ける必要なんて無いのではないかと思ってしまうのである。

う~ん、湿っぽくなってしまった。まぁでも、これがつい最近EXITを知ってファンになった私の率直な気持ちだ。

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