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フォージングで築ける愛鳥との関係性


こんにちはー!まるけパパです。


今回は、近年インコの飼育で注目されている飼育方法である【フォージング】について知識と実践の仕方についてまとめました。


僕たちは、このフォージングをたまたま3年前ぐらいに知りました。
鳥の専門病院に通うようになり、ぴっぴ♀の発情が止まらなくて困っていたところ先生がフォージングを教えてくれました。



フォージングの話に入る前に、インコまるけを初めて知ってくださった方もいらっしゃると思うので、少し自己紹介をさせてください。


セキセイインコ4羽と暮らしていて、YouTubeやSNSを使ってインコの飼育情報を発信している飼い主です。

その他にはメンバーシップという、インコの飼育について勉強できる場所を運営しています。1ヶ月単位での更新なので、気になる方は詳細を見てまずは1ヶ月体験してみてください♪

なぜ、僕たちが飼育の情報を発信しようかと思ったのかというと


・インコの飼育情報が少なすぎるから
・発情に困っている人がたくさんいる事を知ったから
・自分たちの経験してきたことと同じ悩みを持つ人がいると思ったから


中でも伝え続けたいと思う事は、次のことです。


インコの飼育は簡単じゃない。
けど、インコの飼育を楽しむことはできる!!


これは僕たちが、インコ達からお迎え時に教えてもらったことです。


僕たちがホームセンターにあるペットショップで、ちゃぴ・ぴっぴ・ぽぴの3羽をお迎えした時は、1羽1980円でした。


僕は、ちゃんとインコを見たのが初めてだったので


「インコってこんなに安いんや!!」ってビックリしました。
※セキセイインコの場合です。


その当時は今と違い、


▶︎病院を探していなかった
▶︎飼育の仕方はペットショップの店員さんから聞いたのを鵜呑みしていた
▶︎飼育に関して全然知識がなかった(無知に等しい)
今思うと、恐ろしく無知な飼い主すぎて怖いです・・・・😅


そんな状態でインコをお迎えして、僕たちは最初にお迎えしたコを25日で亡くして、その後お迎えしたちゃぴ♂・ぴっぴ♀はメガバクテリア。
次にお迎えしたぽぴ♂は、ペットショップにいた時に脚弱症になっていて、お迎え1週間後に脚を骨折。


知識が全然なくて、何が起きてどうしたらいいのか分からないから2人で焦って病院を調べて、とにかく時間的に間に合う「鳥も診れます」というところに連れて行きました。


病院がどういった治療ができるかなんて、そんなことも調べずに見れる動物に鳥が入ってたから連れていきました。そんな飼い主だったんです。

無知な僕たちが選んだ病院は、全然鳥を診れなくて「とりあえず注射打っときましょうか?」と言われ、「とりあえずってなんやねん!!」って、怒って断って帰ってきました。


今思うと、先生だけが悪いんじゃなくて、無知な僕たちが悪かったんです。
1番辛かったのはぽぴ♂です。この経験をして病院探しの大切さを学びました。


県外ですが鳥専門病院に連れて行くことにしました。
そこでぽぴが【脚弱症】と診断されて、「ペットショップから、後1週間お迎えが遅かったら、亡くなっていたね。」って先生に言われてゾッとしました。

1番最初にお迎えしたちょぴを25日で亡くしているので、僕たちは怖くなりました。


無知っていうのは、本当に怖いです。
そしてネットの情報を鵜呑みにしてしまうこと。これも非常に危険です。


そこで僕たちは経験したことや勉強したことを発信しようと決めました。
これが”インコまるけ”の始まりです。


▶︎現在のインコまるけの活動内容は、こちらのリンクから見ることができます。


では、本題に入っていきます!


フォージング(Foraging)=採食行動



近年注目されている飼育方法の1つです。
野生の鳥は、自分で餌を探しながら食べる習慣があります。

➡︎この行動を”疑似体験”させることを「フォージング」と呼んでいます。


◆この2つを、自分事として考えてみてください・・・

①ご飯を食べる時に、毎回同じ時間にご飯が運ばれてきて食べるだけ。
②毎回、運ばれてくるご飯が美味しそうだけど高カロリーなものが多め。


この2つを呼んで、どう思いましたか?
①は、楽しくはないし、美味しいって感じずただ食べるだけ。
②は、これを食べ続けてたら健康面に何か支障が出てきそうだな。
僕は、こう思いました。


餌をあげて食べれば、愛鳥はそれなりに生きていくことができます。
愛鳥は餌を選ぶ事ができないので、飼い主が運んできたものを食べるしかありません。


ただ飼い主が選んだ餌が運ばれてきて食べるだけ。そこに”楽しさ”ってあるのでしょうか。


フォージングは、楽しく健康に食事を楽しむことができる方法です。


インコって本来、必要以上の餌は食べないので、与えたら与えただけ食べてしまうインコはお腹が空いているのではなくて「退屈」なんです。


元々、群れで生活する生き物なので各々が自分の必要量は把握しているんです。
でも、退屈だから食べて時間潰しをしているんです。


なので、適正体重を大きく超えて肥満になってしまい
繁殖関連の病気になってしまうんです。


フォージングは、その1番多い悩みである
”肥満”や”発情抑制”にも抜群の効果を発揮します。


発情と換羽についての記事はこちらを参考にしてください。



最初にお話しした、ずっと発情しつづけて卵を産んだぴっぴ♀は
このフォージングをしたことにより、自然発情の時期以外はろう膜も白いままで発情しなくなりました。


性格も気性が荒いコと思っていたんですけど、実は穏やかで甘えん坊なコでした。
今では、一緒に寝てくれたりします🥺

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この”フォージング”に出会わなければ、ぴっぴ♀の本当の性格に気づかないまま鳥生を過ごさせていました。そう思うと無知だった自分が怖いです。


この後、我が家が実践してきた10個の方法を伝えていきます。
僕たちはフォージングの専用オモチャはあまり使わずフォージングをしています。


飼い主とインコの二人三脚でするフォージングなので、インコとの関係性を深めたい方にはオススメです。


なぜ、そういった方法をしているかというと”手に慣れる”ことが後々の飼育に役に立つからです。

▶︎薬をあげる時
▶︎愛鳥の介護をする時


手に慣れてくれるようになると、このようなことがスムーズに行えるようになるからです。


愛鳥が高齢になって行った時に、手を怖がっていると
「してあげたいこともできない。」という事が起きます。
そんな悲しいことってないですよね。。。


そこを見据えて、今からできることをしてあげるのも
僕は、愛情の一つだと思っています。


愛鳥と触れ合いながらではなく「フォージング用のオモチャを覚えさせたい」という方は、これ以上は読み進めなくていいです。
ここまで、読んでくださりありがとうございました。


この小さな成功体験を積ませて愛鳥に自信をつけてあげるのに、今からご紹介する二人三脚のフォージングはかなり効果がでます。


「愛鳥が心から楽しむことを考えてあげることの大切さ」
この部分が伝わると幸いです。


それでは、一緒に学んでいきましょう!


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