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去年から会う人、会う人に必ず聞かれることがある。

「これからどうなりたいですか?」
「目標や展望をお聞かせください。」

私は言葉に詰まる。

人から見ると、やはり「TIPSY」というイベントがある程度成功して、次はどうするつもりなんだろうということが気になるらしい。いつも具体的な計画を求められる。

だけど、多分、私の頭の中はもっと幼稚で、恥ずかしいくらいに幼稚で、いつも求められてるであろう回答ができない。

昨日ある方とお会いして、久しぶりに厳しく駄目出しをされた。
ちょっと悔しい気持ちになったが、刺激的だった。決して的外れではなく、私とは違う視点からの考えが多かった。
私はまだそこまで考えが及んでいない。

きっと私にはあまり欲がないからだ。いや、人並みの欲はあるのだが、私の持つ欲は、そこまで大きくなかったと最近色々なビジネスパーソンと会う度に感じている。
成功している人の多くは欲深い。「欲」という言葉を聞くと悪い意味だと捉われがちだが、欲は人間の原動力となり、成長をさせる。欲がなければ何も進歩しないのだ。人類を発展させた世界的な発明の数々だって人間の欲から生まれた。
例えば、「“社会貢献をしたい”と思う」ことだって、素晴らしき傲慢な欲だと私は感じる。

だけど欲を持つことは疲れる。
私は欲を持たなくて良い状態が幸せだと思っている。こうなりたい、ああなりたい、がないと自由になれるからだ。
私は自由でありたい。

自由を最優先にしている私は、成長スピードはゆっくりだし、次のステップへ行きにくいのはわかっている。しかし、次のステップなんて本当に必要か?自由と引き換えにするほどの価値があるのか?

幸せってなんだろう?

明確な目標を持たなくても、目の前のやれることを全力で取り組んでいけば自ずと道は拓けるんじゃないかと思っている。

多分、私の頭の中は幼稚。
それじゃダメなのかな?

そんな自問自答をしながらも、次にその人と会うときまでには成長したいと思った。ただ悔しくて。
もしかすると私はその人の術中にハマっているのかもしれない。それでもいい。

その人を納得させたいという欲が生まれた。

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