BFC2 一回戦の集計結果について

(修正:2020113 18:20)

BFC2 一回戦の集計結果について。敬称略。
思いついたことを適当に書いているので、間違いがあればご指摘いただければ幸い。


ジャッジによって得点の意味合いが異なるので、まずそれを均してみた。
そのうえでジャッジを評価する上で参考にしようと思う。

各ジャッジの点数の割り振り・合計点・平均点・標準偏差は以下の通り。

スクリーンショット (9)

数字の見た目的には最も点数の辛いジャッジは大江、甘いのは竹中ということになるが、こうした数値にはさほど大きな意味はないと個人的には思う。

標準偏差で言えば、竜胆の値が低いが、これは竜胆が2点・1点と評価した作品がなく、実質的には5点・4点・3点の三段階評価だったことに加え配点の多くが中央値の4点に集中したことが原因と思われる。

同じく笠井・竹中も5点・4点・3点の三段階評価だが、4点の評価が少ないために標準偏差は竜胆より高くなっている。
なので、同じ三段階評価でも笠井・竹中の5点よりも竜胆の5点の方が偏差値としては点数がより高く出ることになる。
同じく理由で竜胆の3点は偏差値はより低く出る。

大江・狼跋斎・山田は実質的には4段階評価。
見た目的には大江の4点より山田の5点の方が高得点に見えるが、どちらも4段階評価の上位10作のみに付けた最高点という意味では、同じ価値を持つと言える(もちろん偏差値などを出すと他の配点により差は出る)。

唯一5段階で評価したのは遠野。
4点が多く1点が少ないが、ルール的に可能な配分をできるだけ割り振ろうとしたのかも知れない。


次にジャッジの得点の一覧に偏差値を加えた表。
項目ごとに上下2行となっており、上が得点で下が偏差値。
この偏差値は40人の受験生がジャッジを1教科とした7教科のテストを受けたというような状況となぞらえて良いだろう。

スクリーンショット (13)

おおむねグループ内の順位と二回戦進出者に齟齬は少ないが、Hグループでは波乱が起きたと評価できそうだ。
こうした状況はルールが制定された時点で起こり得るのが前提となっているので、個人的には特に問題があるとは思わない(寧ろ面白い)。
とはいえ、グループ内1位であるばかりでなく総合評価でも2位という高得点だった蕪木がルールの穴を突かれた形での敗退となったのも事実ではある。


グループごとの平均値。

スクリーンショット (6)

もっとも過酷なグループはHグループという結果。
そのHグループで結果に波乱が起きたのが興味深い。


最後に作者の順位。

スクリーンショット (3)

残念ながら自作は35位。得点的にも一回戦敗退は妥当なところ。
とはいえ、まあ1点から5点まですべて揃っているので満足。

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