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小規模事業者持続化補助金、悪戦苦闘の顛末とその闇を暴く(その4)

その3~の続き

さて、2021年10月19日の補助金額の確定通知書を受け取って、その減額の
多さに驚愕するとともにフツフツと激しい怒りの感情が湧いてきました。

これは、絶対に異議申し立てをしなければ納得できないと強く思いました。
まず、横浜商工会議所の会員でしたので職員の方に電話で相談をして
みました。

すると、異議申立書の提出はぜひともするべきだという強力な後押しを
していただきました。このアドバイスをもとに早速、異議申立書を書いて
FAXと郵送で日本商工会議所の事務局にに11月1日に送りました。
異議申立書の宛先は、大本の中小企業基盤正規機構の理事長宛てに
しました。

異議申立書の提出から2週間ほどしてから、日本商工会議所の職員の
方から直接、電話連絡があり、当該の補助金の請求における審査を
精査したところ、誤りがあり、5万円ほどに上乗せされるという回答を
いただきました。これで63,000円ほどの金額になりました。

どうしてこのようなことが起ったのかを追求したところ、職員の方は
事務局側のミスであると、ただひたすら平身低頭で謝るだけでした。

さらに、追い打ちをかけて、補助金の対象から外されてしまった項目を
追求して論理的な説明を要求すると、またその非を認めて、それに対する
追加の書類を提出していただければ、増額できるという返答でした。

修正および追加書類の提出のやりとりをしているうちに、季節は師走を
迎え、12月の中旬にようやくすべての書類を提出することができました。

そこから、また、修正の依頼があり、修正の無限ループにまたもや
はまってしまいました。事務局は書類の不備を重箱をつつくように
指摘してきます。

修正書類の無限ループにはまっている申請者の方は、かなりの多数
いるということをテレビの取材記事で見たことがありました。

これで、2021年末までに口座に着金することはないと諦めました。
年末年始で公的機関が休みに入ってしまいましたので、最終的な
補助金額の確定通知書が届いたのが1月11日なってしまいました。

ここから、口座情報など、さらに確認の書類を送って待つこと一ヶ月
2月10日にようやく口座に振り込みを確認できました。

こちらから、提出する書類の期限は締め切りを設けて、これ以上遅れると
補助金の支給はなくなると脅しをかけて急がせるのに事務局の回答は
非常に遅いというのが納得いきません。

それに対する苦情を申し立てると、平身低頭で謝るばかりで一向に
改まりません。書類提出もFAXや郵送だったりで極めてアナログ的な
やり方とメールによる添付だったりでデジタル対応がまったくできて
いません。

現在では、すべてデジタル対応になっているようですが、初期の
対応はすべてこのような体たらくでした。

そうそう、最終的な補助金の確定金額を明記し忘れました。
異議申立書とその後の興亡で最終的に出た金額は、

119,917円

その5(最終回)~に続く
次回はこの補助金事業の問題点と解決策を鋭くえぐって最終回と
します。



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