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COCOAアプリをアンインストールして削除しました!

新型コロナウイルス感染者との接触を通知するアプリ「COCOA」は
あなたもご存じですね。全数把握の見直しに伴い、発生届の提出が
行われなくなる若年者などとの接触者には、システム上、通知が
出せなくなるとのこと。

鳴り物入りで2020年6月、4億円近い予算を投じて導入されましたが、
利用者の一部androidユーザーに4カ月にわたって感染者との接触が
通知されないなど、不具合が相次ぎました。

「COCOA」とは、
GoogleとAppleが開発したAPIを利用したアプリ。スマートフォンのBluetooth機能をつかって、陽性登録者の半径1メートル以内で15分以上
接触した可能性のある人を検知することができる。この機能を使って、
アプリをダウンロードしている登録者には新型コロナウイルスの陽性者
との接触があった場合に、通知が送られてくるシステムです。

通知を受け取ると、PCR検査の受診など保健所のサポートを早く受ける
ことも可能になるということで普及を目指しました。

政府は当初、6割の国民がこのアプリをインストールするという
目論見で開発しましたが、実態は3割の4千万人弱に推移しています。

河野大臣は、「今、COCOAをやっている方に何かの形で、アンケート
すると思うので、アプリはそのままにしておいて」と言ってますが、
そんなののためにアプリをそのままにしておくことははっきり言って
無駄です。

私自身は早速、アンインストールして削除しました。

10代の人に聞いたら、「使ったことはないです」
30代の人では、「今は入れてないです。結局、使う人がいないでしょう」
と冷めた発言が相次ぎました。

「あまり出来の良いアプリではなかった」「発注自体にも問題があった」
と発注元である厚生労働省に苦言を呈すなど、波紋が広がっていました。

COCOAが機能するには、陽性の登録や通知の活用など利用者の協力が
不可欠だ。現在のダウンロード数では効果は限定的なので、これ以上
アプリをインストールする人が増えない現状では全数把握の見直しに
関わらず、無駄になってしまうのは当然。

またしても日本のIT運用の弱点をさらけ出したと言えます。
ハーシスとCOCOAあわせて16億円の委託料を支払っている事実を
知っている人も少ない。

いっぽう、ドイツでは25億円をかけてアプリを開発しました。国民の
アプリに対する関心度と信頼度が日本に比べる格段に高い。2021年
1月13日にアンドロイド版に不具合が発見されましたが、わずか2日後
には復旧してるところをみると日本とは信頼感が違います。


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