【スト感想03】2020.03中 A級小倉劇場(鈴木千里さん)

1:ゆきみ愛さん 熟練の技
2:黒井ひとみさん comical
3:鈴木千里さん 技巧
4:ALLIYさん 妖艶
5:小宮山せりなさん 和み

とりわけ今回は、6年以上ぶりの来演となる鈴木千里さんにスポットを当ててみたい。

私個人的には2019年8中栗橋で初めて拝見し、その後広島で拝見したため、3回目となる。

初めて拝見した際、他の踊り子さんと明らかに違うと感じたことがある。
卓越したダンス技術と、ベッドが終わった後もさらに続くダンス。この2つのことに驚愕を覚えた事は、今でも忘れられない。

ステージが始まり、徐々に脱いでいくという、よくあるストリップのステージの流れではなく、ベッドに入る直前まで、エッジの効いたダンスを披露する。
このダンスが、他を寄せつけないくらいの見事なダンスであり、たまに見せるバレエの仕草もまた良い。

ベッドに入れば、先ほどまでのキレのあるダンスは鳴りを潜めるが、その代わりに、手先から足先まで、柔らかなゆっくりとしたステージを魅せる。
表情ももの凄く柔らかくなり、そのギャップがまた心地よい。

普通の踊り子さんは、ベッドが終わればエンディングを迎えるのだが、
この方の場合は、ここからが見せ場。
一旦裾に帰り、再びエッジの効いたダンスを披露するのだ。
最初のステージの時よりも更に輪をかけてキレの良いダンスを披露する。

このラストのダンスステージこそが、他と違う「唯一無二」の鈴木千里さんのステージ、本領発揮ではなかろうか?

2019.08中に栗橋で見た鈴木さんのステージは、ある意味カルチャーショックだったのだが、今でも私の脳裏に焼き付いている。

「唯一無二」

他と違う鈴木千里さんらしさが出ているステージではないだろうか。

ステージを、そしてダンスを、じっくり見てみたい踊り子さんの一人です。