Brainの危険性を徹底解説~メリット・デメリット~
ここ数日でかなりよく耳にするようになったサービスである「Brain」。
おそらくネットで収益化を図ってる(図ろうとしてる)人なら誰しもが気になってるはずだ。
Twitterで利用者の声を目にすると大半が「利益が出るぞ!」と言ってることからも、参入しようかどうか迷ってるんじゃねえか?
だが待って欲しい、本当に安易に飛びついて大丈夫か?何か落とし穴があるんじゃねえか?
ちょっとサービスの雰囲気から危険な臭いを感じたから、調べてみて分かった事や個人的に思った事を今回は書いていくぜ。
Brainの仕組み
そもそも俺が何となく危険な臭いを感じたのは、サイトにどういった仕組みなのかの詳細が書かれていないからなんだよな。
この辺りはまあ同じことを思った人とか、別の目的を持った人とかが書いてたりもするが、一応俺の方でもまとめておくぜ。
Brainは大きく分けて3つの利用者に分けられる。
● 販売者:記事を執筆して販売する人
● 紹介者:販売されている記事を紹介する人
● 購入者:販売されている記事を購入する人
このうち収益が出るのは当然「販売者」だが、Brainが他の類似サービスと違うのは「紹介者」も収益が出るって点なんだよな。
まず、「販売者」については以下のような料金体系になっている。
● 紹介者を利用しない販売の場合:売買代金の12%(税込)
● 紹介者を利用した販売の場合:売買代金の24%(税込)
● 紹介料:販売者が自由に金額を決定可能
つまり、10,000円で記事を販売して50%を紹介料とした場合は、以下のような料金体系になるってわけだな。
● 紹介者を利用しない販売の場合:8,500円
● 紹介者を利用した販売の場合:7,600円
● 紹介料:3,800円
この場合は紹介者を利用しなければ8,500円の収益になって、利用すれば3,800円の収益になるって感じだ。
次に、「紹介者」については以下のようなルールが定められている。
● 販売者が紹介可能と定めた商品についてのみ紹介可能
● 紹介により記事が売れた場合、販売者が定めた報酬を受け取れる
● 報酬が発生するのは「紹介用リンク」を経由して購入された場合のみ
他の人もおそらく似たような説明をしていると思うが、「記事のアフィリエイト」ってのが一番しっくりくるはずだ。
人の記事を紹介して、それが購入されたら自分にも販売者が設定した割合の紹介料が入ってくるってわけだな。
イケダハヤトさんの記事がかなり拡散されてるのは、有名だってことと紹介料を50%に設定してることが大きいんだろう(もちろん記事の質が高いってのもあるとは思うが)。
※ここで大体はイケダハヤトさんの記事の紹介リンクを貼るって感じだと思うぜ
Brainのメリット
まず、販売者については以下のようなメリットが考えられるぜ。
● 本来であれば購入者の善意に委ねられるはずの宣伝を紹介者がしてくれる
● 紹介者は記事を買ってもらいたいからネガティブな意見は出にくい
● 類似サービスである「note」よりも手数料が安い
紹介者が頑張って宣伝・拡散してくれるから、noteよりも拡散力があるってのが最大の魅力といえる。つまり買ってもらいやすいってわけだ。
また、高額であればあるほど「紹介者」も恩恵を受けやすいことから、noteに比べて高額でも収益を上げやすいってのも良いところなんじゃねえかな(※紹介料の設定額にもよる)。
自分が宣伝を一生懸命やらなくても紹介者が記事を売るためにそれぞれ工夫してくれるから、上手くいけば1日で数百~数千万の収益を上げるってことも可能になってくるはずだ。
しかも、紹介者が記事を売るためにはその記事がいかに魅力的かをアピールする必要があるから、紹介者が紹介する場合に「否定的な意見」は出にくいんだよな。
あとは、同じようなサービスであるnoteが14.5%なのに対して、Brainは手数料が2.5%も安いってのも地味にポイントが高いはずだ。
次に、紹介者については以下のようなメリットが考えられるぜ。
● インフルエンサーの力を借りられる
● 自分は一切コンテンツを持っていなくても収益化が可能
● 紹介の方法が手軽
本来、記事を販売するってのは相当な説得力と、ある程度の知名度(権威性)が必要になってくるもんだ。
だが、このBrainの場合は紹介元のインフルエンサーがその条件を満たしてるから、そういったものを持ち合わせていなくても売ることができるんだよな。
また、noteであれば自分で一から記事を書かなきゃいけねえから、しっかりしたノウハウを確立してる必要があるが、Brainはそういうのが無くても売れるってのがありがてえ。
そしてなにより、極端な事を言えば紹介リンクを貼るだけで収益化ができるから、Twitterにリンクを貼って宣伝とかでも良いってのはかなりお手軽だと思うぜ。
Brainのデメリット
まず、販売者については以下のデメリットが考えられるぜ。
● 紹介者を間に入れることでトラブルが発生しやすい
● コンテンツに対する適切な評価がされ難い
● ユーザーレビューによる差別化が図り難い
もちろんしっかりと購入し、素直に良いなと思ったから紹介してるっていう紹介者もいるはずだ。
だが、性質上どうしても誇張して宣伝される可能性があるし、例え購入していなくても記事を紹介できちまうからあることないこと宣伝されるってことも起こり得るんだよな。
そうすると、紹介者の言ってたことと違う!という批判が起きる可能性が、noteに比べて高くなるわけだ。
また、前述した通り紹介者はネガティブな意見を書かないから、コンテンツが適切な評価をされずより良いものにならない可能性があるってのも危険だと思うぜ。
本来であれば悪かった点を抽出して、コンテンツをより良いものにしていったり次回に活かしたりってのが大事になってくるはずだ。
だが、Brainの場合はそういうフィードバックは期待できないから、コンテンツのクオリティがリリース時のままで止まっちまう場合があるんだよな。
あとは、紹介者は良いことしか書かない可能性が非常に高いから、レビューによる差別化が図り難いっていうのもある。
もちろん、こういったデメリットは販売者のスキルが高ければ問題にならないから、自分のコンテンツに絶対の自信があるなら販売しても良いとは思うぜ。
次に、紹介者については以下のデメリットが考えられるぜ。
● 紹介の仕方によっては信用を失う
● ネットで長期的に収益を上げるというスキルは身に付きにくい
前述した通り、紹介者が収益を上げるには紹介元の記事を買ってもらう必要がある。
そのため、記事がどれだけ素晴らしいかをアピールしなければならず、事実、そういった投稿がTwitterでも散見されてるんだよな。
だが、賢いユーザーとかになると「これは単に買わせたいだけで、本当に購入者のためを思ってレビューしてくれてないのでは?」とモヤモヤしたものを抱えちまう可能性がある。
ファンのことを考えてくれてると思ってたのに、養分としか考えてなかったんだ・・・。と信用を失うなんてことにもなりかねないぜ。
そうならないように、しっかりとメリット・デメリットを提示した上で、「こういう人にこの記事は合ってますよ」というような紹介の仕方をすべきじゃねえかな。
また、言い方は悪いが紹介者に至っては「人の褌で相撲を取る」ような状態といえる。
だからこればかりに注力しちまうと、自分のコンテンツをいつまでも持てずに結局何も残らねえなんてことにもなりかねないんだよな。
本来は、自身で収益化の仕組みを作って、長期的に稼げるようにしていくのが大事なはずだ。そこを見失わないよう注意して欲しいぜ。
しかも、サービスの性質上、紹介元の影響力が強ければ特に工夫しなくても売ることができる。
そうすると、本来必要なライティングスキルとか販売戦略とかもいらないから、紹介者のスキルアップには全くならねえ可能性が高い。
そういった点を踏まえて、あまりBrainだけに囚われないようにして欲しいと思うぜ。
最後に、購入者にもデメリットは存在する。
それは「本当にいい記事がどれかの見分けがよりし難くなってる」って点だ。
前述した通り、Brainの性質上、レビューは高評価なものばかりになる可能性が非常に高い。
その点を踏まえて購入者は販売者の他の媒体を見て判断することが必要っていう意見もあるが、それはかなり難しいんじゃねえかな。
結局はどれも(販売者の)主観的なものになっちまうわけで、本当にいいかどうかは第三者による客観的な意見でしか判断できねえはずだ。
自分はそういった判断能力に絶対の自信があるって人以外は、暫く静観することをおすすめするぜ。
おわりに
今回俺がBrainについて書こうと思ったのは、まずはやっぱり「話題になっているから」だ。
ビジネスで収益を上げたいなら、流行りものを無視しちゃいけねえ。
ただ、だからといって安易に飛びついた方がいいかっていうと、それもまた違うはずだぜ。
特に俺のフォロワーさんには損をして欲しくなかったから、今回慎重に考えるきっかけになればと思って書かせてもらった。
サービス自体は面白いと思うし、今後色々と改善されていくと思うから自分で正しく使えるなら参入するのは全然ありだ。
俺も今回はちょっと静観する方向で考えているが、特に問題ないと思ったら多分参入することもあると思うしな。
だが、まだネットビジネス初心者で判断能力がないっていうんであれば、ちょっと立ち止まって考えてみるのも大事だと思うぜ。
周りに踊らされることなく、しっかり自分の頭で考えてみてくれよな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?