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坎為水について

坎為水についてのメモ。

注意点

・「水(激流)の中にもう1つの水がある」「水が『2つ』重なっていることの意味を考えるべき」

・「頑張ればやがて良い結果が」という解説には注意が必要(「その環境に身を置いたまま頑張れ」ではない。「悪い環境から抜け出す・距離をとるための努力をすれば好転する」という意味に捉えるべき)

個人的ケーススタディ

【この卦が出た状況】

・仕事(職場での先行き・上司からの評価)について継続的に占ってもらったところ、立て続けにこれが出た。

・当時自分は上司との折り合いが悪く、悩んでいた。

【自分がとった行動】

・迷った末に転職した。

【結果】

・上司との折り合いは最後まで改善せず、むしろ悪化した。

・退職から2年後にその会社は倒産した。

まとめ

本当に恐ろしい卦です。占い師の先生には「水の中に水があり、本当にどうしようもないくらい絶望的。」「坎為水は四大難卦の中でも最悪」と言われ、転職を勧められました。

3回連続でこの卦が出て、その間上司からの当たりがハラスメント・違法行為の性質を帯びてきた(自社製品のローン購入の強要/(体質的に飲酒できない私に対し)「酒を飲むことは仕事の一部。お前は仕事をサボっている」と発言)ため、転職しました。

びっくりしたのは、退職から2年後にその会社が潰れたことです。上司との関係が「1つ目の激流」で、仮にその激流を乗り切ったところでもう1つの激流(倒産)に襲われ、いずれにせよ溺れてしまうということを坎為水が示唆してくれていたのだと今は解釈しています。

自分自身の経験を踏まえ、この卦が出た時はその問題・状況から脱け出し、距離を置くことをお勧めします。その場に踏みとどまることは「どのみち報われない」努力に終わる可能性があり、お勧めできません。「頑張ればいずれ好転」のような解説を目にすることがありますが、そんなに甘い卦ではないというのが私の実感です。激流には近づかないよう心掛け、万が一はまってしまったら必死の思いで脱出し、二度と近づかないのが定石でしょう。

















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