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観察力が自然に身につくクロッキーの描き方

描き方のポイントは線の長さと描く速度

練習は必ず実物を使って描くように。
写真じゃダメですよ。

◎長い線で描きます。
必要のないところで線を切らないで描いてください。
本当にはじめての人は一筆描きでいいです。
そうやって描いていると、ここはどうしても線を切って描かないとおかしい、
線を切りたいと思うところが出てきます。
そのときは線を切って描いてOKです。

長い線で描く理由は線をコントロールする力をつけるのが目的です。
自分が描きたい線を狙った通りに描くトレーニングです

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図1
 丁寧に観察して長い線で描いている。
長い線で一度全体を描き切ってからおかしいと思ったところを重ねて描き直た。
アタリはつけていない。難しいと思われるかもしれないがちょっとしたコツで誰でもできるようになる。

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図2  
図1と線の長さを比較して欲しい。
細切れの線を継ぎ足して描いているのがわかると思う。このようにして描く初心者は多い。この描き方が上達を妨げる1番の原因と考えている。


細かい線を継ぎ足しながら描いた方がバランスは合わせやすいですが、
それでは線をコントロールする力はいつまも身に付きません。
線をコントロールする力は集中力です。短い時間で集中してやりましょう。

◎速度はできるだけゆっくり描いてください。
見ているところをなぞるように、丁寧に細かい形の変化を追いかけてください。
描く速度には個人差があります。自分のリズムがあるんです。だからできるだけゆっくり描いてみて、描きにくければ少し早くして自分が描きやすい速度を見つけましょう。

ゆっくり描く理由は対象をよく観察するためです。手の動きと目の動きは連動します。手の動きが忙しいと落ち着いて見ることができません。上手く描けない1番の原因は観察ができていないことです。ゆっくり描く練習は観察力を上げる練習です。

長い線で描く、ゆっくり描く、この2点に注意して線をコントロースるる力と観察する力をつけましょう。ダラダラ描いていると効率が悪いので1枚3〜5分で時間を区切ってたくさん描くのがオススメです。

あくまで上達するための練習の方法をご紹介しています。作品を描くときは自分のスタイルで自由に描いてください。

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