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絵の練習をするときの心の持ち方

絵を描くときに心をコントロールするのはとても重要です。

基本的な心がけとしては、まず結果を求めないことです。

いい絵を描きたい、誰かに褒められたい、はやく完成させよう、など、
結果を求めると焦りにつながります。

焦ると手が硬くなって思うような線が描けなくなったり、
落ち着いて観察することができなくなってしまいます。

特に練習をするときは、そのときの結果は全く気にすることはありません。
上達するための作業に集中すれば、結果は後からついてくるからです。

逆に、良い結果だけを追い求めていると、上手に見えるように誤魔化したり、
慣れた描き方に頼って描いてしまって、今身につけようとしていることを疎かにしてしまい、上達の妨げになることすらあるのです。

うまくいかない原因を改善するためには、今までと違うことをしなければならないことがあります。そんな時に結果を気にした描き方をしていると上達しないのです。

大事なことは描くことそのものに集中することです。
上手に描きたいとか、早く仕上げたいとか、こんなイメージじゃなかったとか、
上手くいかないときに心に現れるネガティブな感情に囚われないで、
「なぜうまくいかないのか、どこがよくないのか、それはどうしてなのか」
と自問しながらじっくり観察をするのです。

焦っても嘆いても、絵はよくなってくれません。

わからないなりに原因を探して、自分なりの決断で作業をするのです。
絵を描くというのはその繰り返しです。

描いて、確かめて、直す。その結果が作品です。
簡単で便利なテクニックがあったら苦労しないのですが、
苦労して身につけるからこそ価値があり人と差がつくのです。

頑張って練習してください。応援しています。

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