2019年秋 ゲームマーケット(土)初出展をして
Infinity/Dliveは2019年秋に初出展しました。
ここまでの「経緯」「制作開始~当日感じた事」それを受けての「傾向と対策」を書き記します。
まずは「経緯」から。
■経緯
何故Infinity/Dliveが発足されたか、アナログゲームを作り出したか。
Infinity/Dliveは現状一人です。
Infinity/Dliveの中の人は現在進行形でデジタルゲーム業界の第一線で働いている人間で、業界歴が約10年近い経歴になります。
デシタルの業界では企画の仕事をしており「プランナー」「ディレクター」「プロジェクトマネージャー」「プロデューサー」「一時期は生放送出演及び生放送番組企画」という仕事をしてきました。
そんな中の人は、元々はコンシューマーゲーム(PS4やSwitchのような)を作りたくて地方から上京をしました。
ですが、上京をしたタイミングがガラケーのソーシャルゲームの全盛期真っただ中だったため、結果的にソシャゲに携わっていくことになります。
6年近く、一つの老舗のゲーム会社(中小)に身を置いて働きましたが、会社の中では「ソシャゲの人」という扱いになり、一般的な1年1度の査定などのタイミングで上司と面談をし、その度コンシューマーを作りたいと携わりたいと話をしてきましたが、叶わず、退社を考えました。
そのタイミングで、とても大きな案件の相談が当時の会社にきたのでその案件やりますと手を挙げ、新人同様に育てて頂いた会社なので、この案件の開発期間フルパワーで働いて恩を返して退社しようと決意しました。
また、6年身を置いた会社を辞めた理由は、ソシャゲしか仕事をさせてもらえないということ以外にも会社の体制や考え方、報酬など経験を積んできたがゆえに、会社とのズレが大きくなったこともあります。
結果的には、予定通りの期間で退社をしました。
その後、信頼のおける方が所属している会社に業務委託契約という形で配属することになり、そこで出向をメインに働き、いくつかの会社さんでお世話になりました。
そこで、ソーシャルゲームに携わるゲーム業界の現状を様々目にし、今のゲーム業界に「新しい事を発想して、それを実装する」「提案する」事を許される環境がないことを再認識しました。
大事なのは「売れているソーシャルゲームの猿まね」をすることで、ユーザーが楽しいと思うことは二の次で「可愛い女の子のキャラの布面積を減らす」「かっこいいキャラを出す」「アイドルゲームを出す」などを使い「ユーザーが引きたくなるガチャと紐付る」というクリエイティブからかけ離れた現状になっているのに嫌気がさし「面白い」「やってみたい」で勝負ができるアナログゲームを制作しようと心に決めました。
また、今回の出展のコンセプトはまずは1人で行える事は全部一人でやってみるという事もありました。
■制作開始~当日感じた事
(制作開始編)
心に決めてから1年、幸いな事に月1~2回ボードゲームを一緒にやってくれる仲間が今は3人いて、その仲間が持ってきてくれる重ゲー軽ゲー問わず、この1年プレイヤーとして経験値を溜めるため遊び続けました。
また、ただ遊び続けるだけでなく、心に決めてからは東京で開催されるゲームマーケット両日全てに赴きアナログゲームを両日買い漁りました。
少し生々しい話になりますが、毎回10万円以上買い漁りました。
それは何故かというか、デジタルゲームについては物心つく前からプレイをしているので、年齢=ゲーマー歴といっても過言ではありません。買ったゲームの数も金額もとても高額になっていると思います。
ですが、片やアナログゲームについては、子供の頃に人生ゲームやモノポリーをやった程度しか記憶にありません。
これはあくまで私の経験則とそうするべきだ!と思ったからですが、その状態でアナログゲームの制作に手を出す事は、決して出来なくはないと思いますが「面白い」「やってみたい」を作りたいなら「自分だとどんなものが欲しいのか」「自分だとどんなものが面白いと思うのか」「自分だとどんなものがやってみたいのか」を実体験としての調査とゲームマーケット会場での会場の温度感・雰囲気・実際に自分はどんなものを買うのかを知るために行動しました。
結果として、この選択は今回の制作においてかなり大きな効果を出してくれました。
今回初出展作品となった「探検ロワイヤル ~宝島編~」ですが、着想は毎月恒例のボドゲ会の中で一人の仲間が考えいるゲームがあり、それについてみんなでフラッシュアイデア(ブレインストーミング)をしていた際に、彼が考えていた仕組みとは少し変わるアイデアが話の中に出てきて、それは面白そう作りたい!やりたいと!と思ったので、そのアイデアを自分が活かして発展させてもらいたいと仲間内に了承を得て、今回の作品に繋がりました。
ですが、実は当初Infinity/Dliveが作ろうとしていたゲームはまったく別物でした。
当初考えていた作品は下記の二つです。
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