見出し画像

毎日何かが起きるインド

インドに来てから、予想はしていましたが多数の故障に出会っています(現在進行形)。
最近は以前シロアリ退治をしてもらったところから、またシロアリの死骸を見つけ「おのれ、またシロアリと戦う時期になったのか…」と死骸を睨みながら1日をスタートさせています。もはや共生。
大体週に1回は何かしら不具合があり修理の方々が来客としていつも突然(!)来てくれ、我が家はいつも賑やかです。

最初は洗濯機、次は空気洗浄機、その次は浄水器、そして浄水器の修理に伴う台所棚の修理(破壊)、トイレ便器故障、台所水浸し事件、シロアリ事件、シャワー、配管トラブル‥数を挙げていくと多すぎてもう忘れているものも多いです。まあ1日に2件はないので、日常生活に大きな支障はありません(?)。

インドは「とりあえず作ってみる(故障はめっっっちゃ!!!あるけど)」という思考がビジネスについても他についてもよく行われることで、その勢いで成長している部分もありますが、予防という概念が浸透しにくい(何か起こればその時に対処すればよいという思考)国だとつくづく感じます。だからこそ減らない鉄道事故…
(反対にそれを未然に防ぐような仕組みができている会社はすごく伸びていたりします。)

大量の修理DAYSを少しだけおすそ分け。
ある日トイレの便器が壊れ(便器の蓋ってこんな風に取れるの?!)、修理に来てもらった時のこと。
蓋を代えてくれるとのことで、少し安心していたその矢先、その蓋を持って帰る袋をくれ、とのことで玄関においていたお気に入りのエコバックにトイレ蓋を入れようとしだし、思わず日本語で
「それトイレ便器入れじゃないから!お気に入りだから!NOOOO!」と言ってしまう私。

突然蓋が取れたトイレ(そもそもトイレの蓋って外れるんだ…という驚き)

その後もしぶとく、私のお気に入りのエコバックに入れたいと粘るおっちゃんとNOを繰り返す私。
仕方がないので他のバックを掘り出し汚めの紙袋にいれてもらうようにしました。そもそも袋もってこんかい!と思いますが、いくら発展中の大都市とは言えここは日本ではないので、「とりあえず言ってみる文化」の国の常識は面白いなあともはや笑ってしまっています。

その2は浄水器の故障。そして故障からの台所の破壊。
浄水器はすぐに直してくれたのは良いものの、直している最中によりかかった棚が壊れ、結局台所の下部分が大幅に損傷(ギャグなんか?修理なのにもはや破壊行為)。
後日、完全に破壊された台所下部分を修理ではなく1からのこぎり使って製作して設置してくれました。でも修理にはすぐ来てくれるので、1週間このままということはなく、とても有難いです。

修理途中に破壊された台所下

その3は浄水器の故障(10000回目)による台所浸水事件。
ちょろちょろと夜から流れ出し、なけなしの新聞で凌いだものの、翌朝には「ワー朝日きれい」な状態に。友人からモネの絵画みたいね!と言ってもらえた傑作。
ここではじめて日本から持ってきた雨靴を履いて調理をしました。その後すぐ修理が来てくれましたがたぶんまた何かしら故障は起きると思うので、水は多めにストックしています。

朝日がきれいに反射した床上びちゃびちゃ台所

インドの仕事は分業制なので、清掃をする人、修理をする人、すべて役割が分かれていることが多いと感じます。
そのため修理はしたけどもそのまま、とか、作業したけどそのまま、なんていうこともよくあります。ガスの入れ替え作業があった日は、突然外壁にドライバーで爆音で穴を開け、パイプを通し、まわりの砂が散らばったそのままの状態で皆様帰られました。
さすがにオイふざけ◯◯◯…(インドで口の悪さが加速)と思いましたが、清掃の人がいなかったので夫としぶしぶ掃除しました。

外壁ぶち壊し砂そのままの図


‥と修理のことになると愚痴ばかり出てしまいますが、飽きっぽい私を永遠に飽きさせないこの国は魅力的で、ちょっとクセになってしまうところがあります。(ビジネスの現場でも毎日ありとあらゆることが起きているようで、ここでお仕事されている方は本当に大変かと思いますが…)

日本では絶対に経験しないであろう経験を、(時々愚痴を吐きながら)楽しめるよう精進したいなあと思う今日この頃です。

色々ありますがやはりカレーはめっちゃ美味しい‥


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?