「質問力」でChatGPTの回答精度を高める英語プロンプト
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この記事は2023年3月に執筆されました。
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なぜ「質問力」か?
皆さんはChatGPTがお好きですか?
ChatGPTとは米国のOpenAI社が2022年11月に公開した人工知能チャットボットです。リリースからたったの二か月でユーザー1億人を突破しており、多くの人に愛されているChatGPTですが、質問の仕方次第で生成される回答の精度に大きな差が生まれることも事実です。入力文を修正することで回答の質が最大61%も改善するという研究結果もあります。そのため、日々発展を続けるAIを活用するためには適切な指示を出すことが重要です。ChatGPTを使いこなす上で「質問力」は非常に大きなファクターとなってきます。
そこで今回はChatGPTを用いてより精度の高い回答を得るための質問の仕方について書きました。本noteの執筆にあたり、私は海外のYouTube動画を中心に調べました。内容は海外のChaGPTユーザーの視点を取り入れているため、満足していただけると思います。ChatGPTをもっと上手に活用したいと思っている人に是非読んでほしい内容です。一緒に勉強してAIが持つ本来の力を引き出せる人間を目指しましょう。
ChatGPTが得意なこと・苦手なこと
質問力以前にまず重要なことはChatGPTの得手・不得手を把握することです。使ってみた限り、ChatGPTが得意とすることと苦手とすることは以下の通りです。
ChatGPTが得意なこと
英文の生成
英文をかみ砕く
英文の要約
英文の校正
ChatGPTが苦手なこと
正解が定まっているもの
専門性が高いこと
執筆時点でChatGPTを検索ツールとして用いることは正確性に欠けるためおすすめしません。そこで本noteでは、ChatGPTが得意とする上の4つにおいて質の高い回答を生成する方法をお伝えします。
質問力を高める
まず質問力を高める上で重要なことは正しい英語で質問することです。
というのも、執筆時点で多くのAIライティングツールは「多言語対応」と謳っていても実際にはDeepLで英語のアウトプットを日本語に変換しているだけだからです。DeepLは優秀なサービスですが、ChatGPTの中でDeepLを用いると回答の質の低下につながります。そのため英語で質問を入力することが精度の高い回答を生成する上で欠かせません。
英語が苦手な方もご安心ください。コピペしていただければ利用できるような質問の構文をご用意いたしました。
英文の生成
長い記事を生成するためには、まずトピックを決めて、次に骨組みを作り、最後にその骨組みに肉付けをしていくという順番で操作を行います。
英文をかみ砕く
英語の文章は時に非常に難しく、DeepLで翻訳された日本語でさえ要点が分かりづらいというようなこともあります。そんなときにもChatGPTは英文の言い換えを実行してくれます。ポイントは「10歳の男の子にも分かるように言い換えてください」とすることです。
このようにかみ砕かれた文章をDeepLにコピペすれば英語が苦手な人でも難しい文章を読むことができます。
英文の要約
個人的には英文の要約こそChatGPTが最も得意とする作業だと思っています。英語を第二言語とする私たちにとって、英語の論文などを一語一句読もうとすると時間が足りませんので要約の機能を用いることで仕事の効率化につながります。
英文の校正
英文の校正も人間の作成する指示文次第で質に大きな差が生まれます。以下は海外のYouTube動画から取ってきた表現です。スペルなどを直すだけでなく、文章のレベルを高めるために「I want you to replace my simple words and sentences with more beautiful and elegant, advanced English words and sentences.」と指示を出していることが特徴です。ネイティブでない私たちが使う英語表現はしばしば子供らしい表現になることがあるため、これも非常にありがたい機能です。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか?少しでも内容がタメになったと感じていただけたらこのnoteにスキをいただけると嬉しいです。また、サポートもいただけると喜びます。
<自己紹介>
TOEIC900点以上の医学生です。よろしくお願いします。
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