無くしたもの

もう君はいない。いつも僕のそばにいてくれた。寒い日も暑い日も、僕が風邪をひいたときも。君だけがそばにいてくれた。まるで僕にポッカリ空いた穴を埋めるように。君は僕のために作られたんじゃないかと思うほどピッタリはまっていたね。君はとっても器用だから僕に合わせてそうしてくれていたのは知っていたよ。僕の方も歩み寄るべきだったのかな。何度か僕たちは離れ離れになりかけたね。でも最後は結局僕の元に君は戻ってきた。その度に僕は安心して、またいつもの毎日に戻るんだ。だけど今回はそうは行かないみたいね。これまでありがとう。新しいのをAppleストアで買うことにするよ。

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