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ストリップ劇場ってどんなんかな?

※ストリップ劇場には18歳未満(高校生含む)は入場できません。
※こちらは2022年秋の体験を元に記載しています。公開が大した事情もなく(ただのズボラで)遅延となりました。


初めてストリップ劇場に行きました。

潰れたオタク飲み屋の常連が集うLINEグループの方がいつの間にかハマっていたようで、推しの布教としてお誘いが投げ込まれた。
好奇心お化けだから基本的に知らない世界へのお誘いは断らないことを信条としているため、ぜひ~と軽い感じで行くことに。

場所は池袋のミカド劇場

聞いたことはあるけど初めての場所。
し、し、昭和ノスタルジーーーー!!!
近くにある小劇場なら何度も行ってたわ。まさかこんなとこにあったなんて!
雨が降っていたので昼間なのに薄暗くて余計に雰囲気がある。
看板にはヌード劇場!
お店の前には出演者の写真が並んであります。出演者は「踊り子」さんというらしいです。これも踏み込まないと知る機会がないな。
踊り子さんは皆さん今どきの若い女の子って感だからお店の昭和外観とのミスマッチさも良い。
透明なビニールカーテンをくぐってすぐ横の受付に入場料金を払って紙のチケットをもらう。 
中に入ったら撮影NG。携帯を鞄から出すのもNG!
当然そうなることは織り込み済みだったけど境界線が分かったところで
あ、じゃあ暗くなる前に先に外観の写真撮りたい!って言ってビニールカーテンの向こうに1歩出ようとしたら外出チケットを渡された!
受付さんが見えるくらいの距離であろうと、1歩でも出たら外出扱い!徹底されてる!!
個人的にはこういうルールをなぁなぁにしないところめっちゃ好感!!秒で戻ってきてもまた消毒して外出券を受付に戻す。全部受付の見える範囲でのこと。(独自の決め事に従うことに対して妙にワクワクするやつその①)

公演は入れ替えなしで自由に入退場が可能。
昔の映画館みたい。(これ分かる人は同世代以上かしら)
祝日ということもあり後ろの方で立ち見になったけど
客席も含めて全体を見渡せるから全然OK。
個人的にも芝居やコンサートでも客席の反応も含めてエンタメだーって思える性質なのでむしろいい場所だったと思う。

着いたのは1回目のトリの最後の方で、もう脱げてた状態から観たんですが
ぶっちゃけ銭湯通ってるので女性の裸を見ること自体に珍しさは無く衝撃とかはなかった。ただ・・・
踊り子さんの演技やポーズなどはちゃんと訓練されてないとできないのはわかる!そのプロフェッショナルに気づいてしまった!
普通に生活してたらそんなポーズや角度で静止することないから!服着てるかどうかなんて関係なく。それを表情もパフォーマンスに合わせて変化させながらやるからすごい!

事前にレポマンガとかで最低限の予習はしてたので御開帳の時は拍手したりで、参加してる感じが出てくると楽しい。(独自の決め事に従うことに対して妙にワクワクするやつその②)
劇場の昭和レトロの外観も素晴らしいけど、だからと言ってパフォーマンスは昭和ではなく、現代にアップデートはされているのは実際見てみるまで知らなかったので(客側や設備は昭和感あり)いい意味で裏切られた。

写真撮影会がある

パフォーマンスが終わると写真撮影会が始まります。衣装に着替えて踊り子さんが持ってるデジカメでお客さんが撮影→そのあとにプリントしたものを受け取るシステムでした。
個人スマホの撮影はNGだけどこれなら合法に踊り子さんの写真が撮れちゃいますよ!
遠い昔、メイドカフェで働いたり地下アイドルのライブも観にいったりしたこともあったので、「あ、チェキのシステムの派生だな」なんて懐かしんでいたけど、手伝ってくれるスタッフがいるわけでもなく、個人でオペレーションしていたので、偉いな・・・なんて思ってしまいました。(手伝ってたスタッフ側目線)

そのあとにその回にいた踊り子さん6人との集合写真のコーナーがあって1回目が終了。
事前に観てた香盤表から結構時間おしてるなって思ったらわりとすぐに2回目が始まりました。

パフォーマンスの構成

全員が同じではなかったけど、多かったのは
1曲目、アイドル系や世界観のある衣装でダンスやパフォーマンスメイン
2曲目、衣装変更で露出高い・・・っていうか早替えすごい!
3~4曲目どんどん脱いでいき4曲目に御開帳タイム
演出の後片付けと客席へのアピールタイム(ここでチップが渡されたりする)
1人目終了してはける
2人目が演出の準備
準備が終わり次第スタート
といった具合に進んでいく感じでした。
この回は3人終わったら一気に3人で舞台上・花道・下に分かれて撮影会という流れでした。(やはり1回目が押してたので時間短縮となったと思われる)撮影会でまた違う衣装になる人もいてこだわりがあってよい・・・。

舞台の転換のセット準備も踊り子さん自身でやられてるのを見てたら、
某お笑いの劇場だとどんなに若手の芸人さんやオーディションライブでも進行スタッフさんがセットしてくれるの、恵まれてるのでは。。。なんて思ってしまいました。

なんと1回目と2回目で衣装もパフォーマンスも違うとかもざらにあるみたいで、そこは映画館と違うんだなあと思いました。
時間と体力があれば1日中居れるやん・・・。

友人の推しの上野綾さん

はちゃめちゃにカッコイイ黒基調の中華風パンクロック的な衣装で
サイバーな小道具持ってキレキレダンス!気になってたサイバーお札!!
1曲目は脱がないこともあり
ここがストリップ劇場であることを完全に忘れてしまいました。
みんな大好き強い女じゃん・・・
でも撮影会でお客さんと絡んでる姿めちゃ気さくでキュートギャップよい・・・
友人が推すの納得!

パフォーマンス以外での注目(?)ポイント

  • 出演者紹介する影マイクの男性の声ボソボソでほぼ何言ってるのかわからなかったけどなんか味がある。ツッコミたくなるけど我慢した。

  • 完全暗転にならない&消えるとき「ペチッ」ってスイッチ音がする。これ絶対古い家と同じような壁にある黒いスイッチだろ?って思う音。シャビーさが愛おしい。

  • 最前列と立ち見エリアに1人ずつタンバリンたたく方、曲調に合わせてペンライト振る方もいてめちゃくちゃエンタメ空間で楽しかった!!

最後に

池袋には演劇やダンスの公演で、最近はオタ活で訪れることが多かったけどまさか近くにこんな場所があったなんてという衝撃。
池袋芸術の裾野の広さよ。

2回目が終わってお腹が空いたのでびっくりドンキーでご飯食べながら感想とか。やはり実際見たら話の解像度が上がって理解が深まっていい。
面白いもん見た後のご飯はおいしいなっていう大満足な気持ちで解散となり
うちは帰路へ友人はまた劇場に戻っていった。外出券すごい。

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