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夏色のあれこれ


暑いのはきらいだけど夏は好き。
短かったお盆休みが終わって、ゆっくりと秋に向かっていく時期。夏が終わってしまうのが少しだけ寂しいから、ここに残しておこう。


シャーベット系のアイスがおいしく感じるようになったら夏が来たなって思う。冬はバニラとかチョコとか、そういうのに惹かれるんだけどね。
こないだ、私の職場に通ってる小6の女の子が夢の話をしてくれた。「昨日の夜ね、先生と一緒にアイスクリームに溺れる夢見たの」
なんてかわいい夢なんだろう。


ふわっふわのかき氷も捨てがたい。
毎年必ず食べているような気がするし、これを食べないと夏が終われないって思っちゃう。今年はいちごのかき氷を食べた。ジャムを上から乗せるタイプで、本当においしかった。みんなはどんなかき氷が好き?




あとね、生命力に溢れる緑やビタミンカラーの花を見るのも好き。夏の緑は力強くてきらきらしていて、他の季節にはない美しさがあると思う。

特に田んぼの緑が好き。
子供の成長と同じくらい早いスピードでぐんぐん伸びていく姿は見ていて清々しい。風が吹くと、田んぼが海みたいになるって知ってる?穂先が波みたいにゆらゆらして、魚が泳いでいるみたいに見えるの。

夏の花はひまわりが一番好き。明るい黄色の花びらをつけて、すっくと立っている姿を見ると元気がでる。ひまわりを見るとね、双子の相棒を思い出すんだ。この話はまたどこかで。


あとね、夏は一枚でさらっと着れるワンピースが好き。花柄にアイボリー、ギンガムチェック。夏に着るワンピースって涼しくてかわいいし、好きな自分になれる。


今年は、職場に通ってくる子ども達と夏休みの宿題を沢山やっつけたりもした。ひとりで勉強することが難しい子達が大量の宿題を持ってくる。分厚い夏休み帳にポスター、自由研究、読書感想文、新聞…
何だかんだ言いながらもみんな頑張った。やり終えた頃にはとても達成感に溢れた顔が見れて、こっちまで嬉しい気持ちになった。



あとね、子ども達から「海行くんだ!」「お祭りで絶対リンゴ飴食べる」なんていう話を聞くのも好き。あのわくわくに溢れた顔。本気で羨ましくなっちゃう。そして忘れずに楽しかったよって報告してくれるのも愛おしい。


今年はこんな風に夏を過ごした。


これを書いてたら、去年の夏頃に書いた日記を読み返してみたくなった。
こんなことが書いてあったよ。


私だけの、もう2度と巡ってこない夏の記憶。
でも、もしかしたらまた、似たような夏に巡り合えるかもしれないと思うと心があたたかくなる。

夏が終わる前に夕方の海に行きたい。
喫茶店のクリームソーダも飲まなきゃ。

名残惜しさを連れて、秋がやってくる。
秋はあっという間に過ぎていってしまうから、こぼれないように抱きしめたい。


去年の夏は、大学生最後の夏だった。


インターンで、貧困家庭の子ども達への居場所支援をやっていたんだけれど、
大好きな子ども達と外で思いっきり遊んだり、水鉄砲大戦争や手持ち花火をしたの。
心の底から大切な夏になった。


こうやって毎年、去年の夏はどんな夏だったかな?って思い出すの結構好きなんだ。
これからも、それぞれの季節を大切に抱きしめて生きていきたい。



やっぱり、夏が終わっちゃうのは少しだけ切ないね。



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