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乱紀――としか言いようのない体調のタービュランスが私を襲っている。
過去4回の上顎洞炎は5~7日で完治していた。これもかなり多めに見積もった日数で、実際には7日かかったときも記録上わずかでも体調に違和感があったら遺していただけで、事実上は熱も痛みもそのとっくの前に引いていることがほとんどだった。
しかし今は一週間以上経過してなお全く治る気配がない。特に高熱である。昨夜―37.5度。きょう未明―38.1度。今もその周辺を行き来している。高熱は確かに過去3回においてもみられた現象だが、ここまで後期になって、しかもこんなに非線形に上下することはなかった。
今までと全く違う。予測が効かない。これは本当に上顎洞炎なのかと疑いたくなる。自分の身体に何が起こっているのかがわからない。

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