見出し画像

インド美食倶楽部によるカザフスタン合宿#001 アラシャ(アルマトイ)

written by iyo
デリーからフライトで約4時間。アルマトイはカザフスタンの南部にある人口160万人の元首都(1998年まで)であり最大都市。経済、教育、文化の中心地。国境が中国に近く、親ロシアを掲げた当時の大統領はロシア国境に近い北部にアスタナという街をつくり政治機能を移転。アルマトイは現地の言葉で「林檎の里」を意味するらしい。デリーの空港で飛行機の乗る際、搭乗口過ぎたボーディングブリッジでリンゴを噛んだ後に皮だけ吐き出す人もいればりんごジュースのパックをずっと飲んでる人もいる。。。アルマトイの人はみんなりんご好きなのか。デリーから直行便がある、街名が食べ物、想像のつかない街、という理由だけでカザフスタンのアルマトイへ向かったインド美食倶楽部一行。

気になるのはカザフスタン料理。地理的にはユーラシア大陸、人種的にはモングル系、ロシア系、東アジア系、宗教はイスラム教が7割で2割がキリスト教。うん、、、料理の想像がつかない。
今回は料理教室ができるレストラン・アラシャに依頼。1人2万テンゲ(約5,600円)、街中のホテルからタクシーで15分。到着すると立派な門と広場。

広場の奥にはレストランがあり入ってみる。

カザフスタン語とロシア語が中心の中、奥から英語のできるスタッフがきて10分少々待つことに。待っている間店内にある民族衣装らしきものを羽織りみんなでパシャリ。

料理教室は青空のもと実施。青い帽子をかぶった男性シェフと赤いエプロンをつけた女性シェフが今回の講師。カザフスタン伝統料理Beshbarmakをつくることに。まずは生地を伸ばすところから。小麦粉をまぶしながら生地をとにかく薄く伸ばす。

「日本のうどんと作り方一緒だね」というと、英語できるスタッフが「Yes yes, same with UDON!」と反応。在留日本人は163人しかいない国なのに日本のうどんが伝わっていることにびっくり。彼だけがたまたま知ってたのかはわからないが、街中のバーにはRamenなどメニューにある。メンバーが交代しながら生地を伸ばし終えると今度は生地を重ねて切る。

赤エプロンシェフ、包丁をもたせると迫力満点。ビビるメンバー。

平手面の3倍ほどの幅で切る。形としては2:1くらいの長方形になる。切った生地を1枚ずつ鍋の中に入れる。

鍋には3時間煮込んだホースブイヨンが入っている。味見してみるとチキンブイヨンより口当たりのやらかい味がする。

生地を茹でてから大皿に置き、その上にホースブイヨン、ジャガイモ、馬肉、玉ねぎ、ネギを入れ完成。

完成した料理と青色帽子シェフの決め顔。

レストランに戻り早速いただきます。別途頼んだカプレーゼもテーブルに並ぶ。トマトもチーズも新鮮!

いよいよ作った料理を口に入れてみる。ホースブイヨンの味が染み込んだ長方形の麺は丁度口にの中に入れるサイズとしてはピッタリ。一緒に食べる馬肉が口の中でホース感を強める。ホース感が強すぎるためジャガイモや玉ねぎと一緒に食べると味が優しくなる。カザフスタン料理、激しいスパイスもなく美味しい。5人でも食べきれない量の大皿料理。

青空の下でみんなでカザフスタン料理を作り食べてみることで、しっかりと記憶しましたBeshbarmak。ただ発音するか最後までわかりませんのでカタカナではなく英語のままで表記。

アラシャ
Ospanov Street 20, Almaty, カザフスタン
https://goo.gl/maps/UFHmpM8frZMK3BLq8

https://twitter.com/indiabishoku