インド美食倶楽部によるカザフスタン合宿#004 ケイマック-Qaimaq(アルマトイ)
Written by Tomomi
郊外の自然満喫スポットから戻り、当記事ではアルマトイの街に注目し、オシャレスポットにある映えることまちがいなしのお店を探っていきます!
渡航前はお恥ずかしながら「砂漠」「遊牧民」「羊」くらいしかイメージが無かったこの国。
19世紀からロシア/ソ連の入植も相まって街並みはどこかヨーロッパ調。
☝︎19世紀ロシア入植当初建てられた木造のロシア正教会。今は街の広場となっており、人々の憩いの場。
☝︎「I ♡ 地名」はよく聞くけれども、これはアルマトイがあなたを愛してくれているという、観光客も街と相思相愛になれる映えスポット。
☝︎りんごのラテアートがほどこされたカフェラテ。
カザフ合宿#001にも触れていますが、ALMATYは現地語でりんごの里の意。
まるで隠れミッキーかのごとく、いたるところにりんごモチーフのデコレーションがみうけられ、カフェにきただけで心踊ります。
美食倶楽部一同街の雰囲気に酔い、軽やかにスキップしだす者、街の香りに惑わされる者続出。
こんな素敵な街には素敵なレストランがあるに違いない!
ということで、宿泊先のホテルからも定評の現地料理が食べられるQaimaq(ケイマック)を訪れました。
煌びやかな門をくぐると、何故か、馬。
メンバー一同思わず群がり記念撮影。これも映え。
そしてこれが店内!どん!
ば、ばばばば映えー!!!
まるで天井からりんごが降ってきそうなデザイン!
すごい凝った内装!
心なしか店員さんも美男美女が多くドキドキ(雰囲気に泥酔)
しかしながら我々は美食倶楽部。
映えスポットを求めにカザフに降り立ったわけではない。
あまりの店内のインパクトに、完全に出オチじゃないのー?と疑心暗鬼しながらメニューを拝見。
現地料理は説明されても想像が難しく、英語が少し話せる店員さんに助けてもらいながら上記品々をセレクト。
☝︎Horse meat plate
(!)入口の馬の置物の意味はこれだったのか!と、後になって知ったのですが実はカザフ、年間8万トン近く出荷する世界3位の馬肉生産国!
さすが遊牧民族を有する国、馬肉は脂質も多く、栄養価も高い地元民に愛されるタンパク源なのですね。
味はさっぱりしかし油はこってり、少しチャーシューにも似ている感じ。
☝︎馬肉プレートと合わせて、ふわふわカリカリ揚げパンも登場。
馬肉の油を吸い取ります。
素朴な味で、油で揚げているにも関わらずその優しさからか何個でもいけちゃいそう。
☝︎Manty
これも現地料理。水餃子(インドのモモ)に近いですが、中にはラム肉とパンプキンペーストが入っています。ラムに臭みはなく、家畜を生業にしてる国は、お肉の加工も上手なのだな、と実感。
これも味は素朴なので、真ん中のソースにつけて食べるのがオススメ(こちらの唐辛子、見た目ほど辛くありません)。
☝︎Besbarmak(ベシュバルマク)
短い平麺の上に馬肉、ネギ、だし汁をかけていただくカザフの伝統料理!当時はこれを手で食べていたことから、「五本の指」とも訳されます。
レシピ詳細は#001にて我々が実際に作ったレポをご覧ください!
👉 https://note.mu/indiabishokuclub/n/n4e8fc4622a94
そして出ました、メインがどーんっ!
☝︎Ribaye steik (リブアイステーキ/ミディアムレア)
※スペルは現地メニューに則って記載
柔らかく、赤みも程よく残り、お肉そのものも美味しいですし、ブラックペッパーベースのソースも美味!
やはり家畜を生業にしてる国は..(以下略)
実は食いしん坊美食倶楽部、この店は晩御飯2件目(レストランをはしごする暴挙)なのですが、若干過発注気味にも関わらず、ぺろっといただきました。
そしてそのお肉に会うのがカザフワイン(赤)
隣のカザフマダムがウォッカをぱっかぱか煽るのを横目にいただきます。
ロシア文化の影響でウォッカも有名ですが、ほとんど輸入品。
現地の名産はワインだそうですよ。
そしてディナーも間も無く終盤、デザートで有終の美を飾ります。
☝︎Kazakh sweets
こちらは完全にIndian sweetsがフラッシュバック。ミルクを基調にした一口サイズの甘味のアソートでした。一番奥の透明の結晶は砂糖菓子で、味は完全にべっこう飴。ゴツゴツしてるので口内を傷つけないよう注意。
☝︎Apple pie
出ました、アポーパイ。
カザフ滞在中いろいろなアポーパイいただきましたが、個人ランク堂々の1位です。
好みは分かれると思いますが、パイというよりピザに近く生地はカリカリです。
パイ生地が重くもたれるのが苦手な私にはありがたい薄さ。
一方上に乗っているりんごはしっかり煮詰められていて柔らかく甘く、食べ応え有りです!
アップルパイのりんごはシャキシャキよりしっとり派!
ミルクベースのカザフティーとともにいただきます。
お茶の表面に天井の照明が反射してきらきら。
どこまで魅せてくれるんでしょう、この店は。
帰りは民族衣装を着た綺麗なスタッフさんからお土産まで頂き、大満足で帰路につきました。
見た目だけでなく、味やサービスも誇れる素敵なお店です!
アルマトイにいらした際はマストでお立ち寄りください!
ケイマックQaimaq
Abay Ave 46а, Almaty 050000, Kazakhstan
https://maps.google.com?q=Qaimaq,%20Abay%20Ave%2046%D0%B0,%20Almaty%20050000,%20Kazakhstan&ftid=0x38836f83abb8fec1:0x761ba55cef1e4ab6&hl=en-JP&gl=jp