ガングリオンU25決勝進出!

 ガングリオン、UNDER25決勝進出おめでとう!
 いよいよガングリオンの知名度が上がり、世に出るのか?というタイミングで、私のチームクボ(というかクボちゃん)推し活歴を振り返ってみた。
 初めてクボちゃんを見たのは、2022年1月、Aというコンビ目当てに行った口火vol.1、中央会館だった。MC(どなたかは忘れたが)の方が「同じ人が2回、別のコンビで出てきます。2つのコンビをかけもちしてるので」みたいな紹介があった。それが、ガングリオンとふわり春のクボちゃんだった。正直、ネタは覚えていない。可愛いくて元気な女の子だなぁというぐらいの印象だったと思う。その後、ライブ(多分、口火ばっかりだと思う)で何度かふわり春とガングリオンを見かけたが、特に印象が変わることもなかった。
 運命(?)の日は、2022年5月、初めて行った笑櫻会。Kという芸人さん目当てに紅鶴へ行った。呼び込みが不発で、客は私一人だけ。出演される芸人さんが私のためだけにネタとコーナーを1時間やってくれるという贅沢な時間だった。終演後、Kさんに差し入れを渡すと、初めて会うクボちゃんが「私のは?」と来た。「なれなれしいな(`ε´)」あ、いや「人懐っこいな」。出待ちしないで有名?な私が珍しく芸人さんと話した。せっかくなので第二部も観て帰った。後日、せびられた(⁠⁠´⁠ω⁠`⁠⁠)差し入れを持って再び笑櫻会へ。いつしか笑櫻会の常連になり、少しずつクボちゃんの出演する他のライブにも行き始め、頻度も増えていく。
 少し話がそれるが、私が出待ちをあまりしないのは、昔からマナーの悪い出待ちファンの話をよく聞くので、出待ち=迷惑行為だと、ずっと思ってたから。それに、この歳になって全通だけでも大概キモいのに、更に出待ちまでとなると…。こういうオッサンを小バカにするようなネタをする芸人さんもいることだし。さすがに決勝進出を決めた日に、出待ちせずに帰ったのはクボちゃんから苦言を呈されたけど(^_^;)
 あと、開演前は基本、話しかけないのが流儀(会えば挨拶ぐらいはするけど)。開演前は準備や打合せ、ネタ合わせに忙しいだろうし、何より緊張してるだろうから、もし自分が演者の立場なら、「できたら話しかけて欲しくないな」と思うから。
 脱線ついでにもう一つ。私がお笑いにハマったのはAというコンビがきっかけだが、そのAのTOのおじさんが「Aのファンとして広く顔が知れた以上、変なことしたらAにも迷惑かけるし恥かかせることになる。それは絶対アカン」と言ってたことがある。自分も全く同じ思い。だから「 チームクボのファンって、客スジ悪い」とか言われたくないし、クボちゃんが「ウチのファン、みんな治安いい」って言ってくれるのはホンマ嬉しい。確かに、ファンの人達もいい人ばっかだし。
 話を戻す。ある日、ちょっとした「事件」が起きる。笑櫻会の終演後、ガングリオンが二人そろって「変なこと言ってごめんなさい」と謝りに来た。客席に座って開演待ちをしていた時、楽屋から死角にいた私の姿が見えなかったクボちゃんが「フリテンさん、来てないなぁ。もう私らのこと嫌いになったんかな?」と結構大きめの声で言ったらしい。私は考えごとをしていて聞こえてなかったので、何のことかわからなかったのだが、説明を聞いて、別に謝ってもらうようなことでもないなと思った。一回来ないだけで心配される存在なのかと、むしろちょっと嬉しかった。それから全通しようと決めた。(まぁ、たまたまこの件が契機になっただけで、遅かれ早かれいずれは全通するようになってただろうけど。)
 全通ということは、ガングリオンのネタを見続けてきたということである。今ではよく冷やかしで言うのだが、オムライスのネタなど駄作もあった。念のため言っておくが、駄作とはバカにしてる訳ではない。お笑いのネタも、文学作品も芸術作品も、ゼロから創造するクリエイティブな能力が必要であるが、私にはそれがない。なのでクリエイティブな活動をされている方には敬意を払っているつもりだ。で、件の駄作とは、クボちゃんが悩み、もがき苦しみ、迷走?した結果できたネタであり、これもある意味、ガングリオンの歴史の一部と言ってよい。
 その後、手相やFMラジオなど、今のガングリオンを代表するネタができるのだが、これらだって簡単に出来上がった訳ではない。ネタと向き合い、更に面白いものを追求し、いろんな人たちにアドバイスを求め、悩み、試行錯誤しながら改良を重ねる姿を、その変化のプロセスから垣間見てきた。それだけに、UNDER25準決勝の、審査員票満票での決勝進出は本当に嬉しい。
この巡ってきた、いや、自らたぐり寄せたチャンス、是非掴んで欲しい。

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