LAST BOY
6月27日
わたしはこの日を何年経っても思い出すだろう。
わたしがおばあちゃんになった時に孫にこのライブに言ったことを話すだろう。
OKAMOTO'S 10th ANNIVERSARY LIVE “LAST BOY”@武道館
去年の中野サンプラザ公演で発表があったあの日からこのライブのことを考えない日はなかったと言っても過言ではない。
他のバンドの武道館ライブの映像を見れば
「ああ、OKAMOTO'Sもここでするんだ」
と思い
Dancing Boyを聴けばOKAMOTO'Sが武道館でライブをする姿を想像して涙した。
決してOKAMOTO'Sは売れ線バンドではない。
誰でも知ってるようなヒット曲もない。
そんな彼らは武道館をソールドアウトさせた。
ショウくんがMCで
なるべく正直になるべく嘘をつかずにやってきた
と言っていた。
OKAMOTO'Sは流行りに乗ることもスタンスを変えてファンを置いていくこともなかった。
今の自分たちの中のかっこいいを信じてそして自分たちのファンを信じて進み続けた。
わたしがどうしてもこの武道館公演がソールドアウトしてほしいと思っていた理由として
ソールドアウトすることが彼らの今までの道を肯定することになると考えていたからだ。
「初めて肯定された気がした」
よかった。
伝わったんだ。
OKAMOTO'Sの今までは1個も間違いなんかない。
全部全部正しい。
心無い言葉にさまよったこともあるだろう。
10代の頃の夢も薄れてしまったかもしれない。
倒れちゃいけないと思ってもいつか倒れる日が来るのかもしれない。
その倒れる日までバンドを続けてくれるなら死ぬまでバンドを続けてくれるなら
それならわたしはわたしの倒れる日まで死ぬまでOKAMOTO'Sを聴き続ける。
心にBOYを抱えながらわたしは今日もOKAMOTO'Sを聴く。