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ネットには載っていないボリンジャーバンドの実践的な使い方①

こんにちわ

イナズマトレーダーです

皆さんにとって一番大事なインジケーターは何ですか?

もちろんそれぞれのトレードスタイルがありますので、どれが一番大事かは人それぞれだと思います。


私のトレードにおいて言えば、ボリンジャーバンドが絶対的な存在になります。

極端な言い方をすればボリンジャーバンドが無くては、私はトレードができないくらいです。


何故かと言うと、私はスキャルもデイもスイングもしますが、ボリンジャーバンドがあるからこそ相場をフラクタルに見る事ができ、どのスタイルでもトレードする事ができます。

特にスキャルピングにおいてはボリンジャーバンドが必要不可欠です。


ちょっと初心者の方には分かりずらいかもしれないので順を追って説明していきます。


まずは基礎的なお話しから


ボリンジャーバンドとは

ボリンジャーバンドとは、移動平均を示す線(MA)とその上下に3本の線を表示した指標で「価格の大半がこの帯(バンド)の中に納まる」という統計学を応用したテクニカルツールです。


【価格がバンド内に収まる確率について】

 ±1σの範囲内に収まる確率⇒約68.3%

 ±2σの範囲内に収まる確率⇒約95.4%

 ±3σの範囲内に収まる確率⇒約99.7%


ボリンジャーバンド

【順張り型】

ボリンジャーバンドが収縮するとエネルギーを貯めた状態となり、いずれこれは拡散し大きく動き出すという特徴があります。

これを利用して、急上昇する初期状態を判別して買いや売りの判断をしてい行きます

仮に上昇トレンドだと仮定すると±1σに沿って上昇することがあり、素直にトレンドに追随します。


【逆張り型】

±1σ~±3σを各支持線や抵抗線として捉え、買いと売りを繰り返します


但し私の場合は、例えばレンジ相場であると判断したり、決まったチャートパターンを併用して使ったりといった使い方はしますが、ボリンジャーバンド単体で逆張りをする事はありません。

なぜなら ±2σや±3σに来るとバンド内に収まる傾向にありますが、トレンドが転換するという訳ではありません。±2σや±3σに収まったからといって逆張りをすればいいということではありませんので注意しましょう。


日本で解説されているボリンジャーバンドの利用法としては、この分析方法が一般的なものとされているようですが、開発者のボリンジャー自身は、そのような単純な利用法を否定しています。


スクイーズとエクスパンションを繰り返す

スクイーズ

レートが収縮している

バンドの幅が狭くなっている状態をスクイーズといい、もみ合い相場(レンジ相場)を意味します。

スクイーズの状態ではボラティリティが低く、取引をしても大きな利益を期待できる相場状況ではありません。

エクスパンション


レートが広がっていく

バンドの幅が拡大している状態をエクスパンションといいます。ボラティリティが高まっていることを意味し、トレンド発生時に見られます。エクスパンション発生時には大きな利益を期待できる相場といえるでしょう。


またボリンジャーバンドを使った手法の代表例なものとして、バンドの形状がスクイーズからエクスパンションに移行するタイミングでエントリーする方法があります。

ちなみに私が使う手法の中でも得意な手法のひとつです。


バンドウォーク

バンドウォーク


バンドウォークとは、上の図のようにバンドに沿って価格が跳ねるように進んでいる状態です。あたかもバンドの上を歩いているように見える事からバンドウォークと名付けられました。

価格が上昇なら+1σから+2σを中心に上昇、下降なら-1σから-2σを中心に下降している状態を指します。

よく「押し目待ちに押し目なし」でトレンドに乗れなかったとSNS上でもコメントを見かけますが、多分それはボリンジャーバンドの使い方を知らない人の意見だと思います。

私はトレンドが出てからも、短期足でこのバンドウォークを使ってトレンドに沿ってエントリーしますので、押し目のタイミングを逃したからといって、別に気にはなりません。


ボリンジャーバンドを利用した逆張りの危険性

レートが3σに収まる確率が99%以上なので、±3σにきたら逆張りをすれば良いのではないか?と考えてしまうかもしれませんが、私はお勧めはしません、ていうより止めておきましょう。

なぜなら理由は2つあります。

まず

【1つ目は先程説明したバンドウォークという状態があるからです】

先程の図をもう一度見てみましょう。

このようにレートに勢いがある時は、3σに到達してもバンドウォークとして勢いが継続しますので、どう考えても逆張りするより順張りで素直にトレンドに付いていった方が勝率が良いと言えますよね?

3σにタッチしたからといって安易な逆張りが危険だという事が分ったと思います。

【2つ目が時間足の切替わりによるスペースの関係です】

ちょっと何を言っているのか分からない方もいらっしゃると思うので図で説明します

下の図をご覧下さい


レートが下落し-3σに到達しました。

ここからあなたはロングを考えますか?ショートを考えますか?

それとも何もできませんか?

レートの進行方向に対して-3σが邪魔になっていますので、レートとバンドの間にスペースが無い状態ですね。

ポジションを保有している状態であれば反発するのではないか?と決済していしまう事を考えたり、-3σに到達したからと逆張りでロングをしてしまう人も多いかと思います。

でもこれは早計であり(間違いとは言いません確かにそうなる時もあります)

この時間足が確定してしまうと次足はレートは横にずれてボリンジャーバンドの幅が広がる事により、次足のスペースが生まれます。

その為、レートは再びトレンド方向に動き出してしまう事になります。

(これが原因で逆張りは損切になります)

先程のチャートを進めてみると


レートはトレンドを継続したまま下落していきました。

あなたが逆張りでエントリーしていたら、損切になっていましたね。

順張りでショートしていた方は、利益になっているはずです。

まとめ

このようにボリンジャーバンドは使いこなせれば色々と使い勝手がいいツールですが、正直知っているだけで使い方が分からない、使い方を間違っているという方も多いのではないでしょうか?

今回書いた記事は、ボリンジャーバンドのほんの一部の基礎的な使い方ですので次回ではまた、その他の部分もご紹介したいと思います。

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