スモーキングブレイク

点火

仕事の合間、勉強の合間にタバコ片手にちょっと立ち寄ってみませんか?

面白かったら投げ銭してね

男性の喫煙率は平成元年に60%だったが令和元年には20パーセト程度らしい。

世の中、禁煙化の波がすさまじく、喫煙者は文字通り煙たがられている。

平成8年生まれの僕は喫煙率60%の日本の風景を知らないが喫煙所が年々少なくなっているのは肌で感じる。

僕はスーパーライトスモーカー

僕は習慣的に毎日のようにタバコを吸うわけではないが、月に一箱くらいのペースで吸う。

毎日タバコを吸う人の1日の平均喫煙本数が18本くらいらしい。タバコ一箱20本入りなので、1日に一箱吸うかどうかくらいが平均的なスモーカーだろう。1日に40本くらい吸うとヘビースモーカーと呼ばれるようになるらしいが、明確な定義はなさそうだ、、

その前提で僕の喫煙習慣を見てみると、月に一箱程度なので、1日に0.6本くらい。かなりライトなスモーカーだと思う。スーパーライトスモーカーかな

こういうタイプの「喫煙者でもない非喫煙者でもないヤツ」はヤニカスから煙たがられる。

「なんで普段吸わないのに今日吸ってんの?あー、かっこつけたいのね笑」がヤニカスの常套句

それでも僕はタバコを吸う。

仕事終わりに吸う1本。勉強の合間に吸う1本。友達と灰皿を囲んで吸う1本や2本。

たまらなく美味い、楽しい、そして美しい

タバコを吸う理由

初めてタバコを吸った動機は「なんかかっこいい」と思ったから

テレビや映画、漫画の影響からだったかもしれない

タバコに火をつける動作、口から煙を吐き出す動作そのどれもがかっこよく見えた。

しかし、いつしかタバコを吸う動機から「なんかかっこいいから」と言う気持ちは消え失せた。今僕がタバコを吸う理由は主に2つ。「なんか趣深いから」「思考が整理されるから」

タバコの先っぽから垂直に伸びる煙がなんか趣深い。うまく説明できない。なんか趣深いのだ。分かる人には分かると思う。

思考が整理される

「思考が整理される」についてもう少し詳しく分解してみる。

タバコを吸うときは立ち止まって吸う。タバコを吸うときはタバコを吸う以外、基本的に何もしていない。体も止まっているしスマホもいじっていない。この瞬間情報量が一気に少なくなるのだ。あの瞬間が、好き。

日常生活の中でこれほど情報量が少なくなるときは他にない。生きてる限り何かしらの情報を脳みそは摂取している。YouTubeを見たり、テレビを見たり、漫画を見たり、歩きながら周りの景色を見たり、仕事をしたり、家事をしたり。脳みその中は生産的かどうかは置いといて何かしらの情報を一生懸命摂取している。

そんな日常の中で、「立ち止まってただタバコの煙を見ている時間」は極端に情報量が少ない時間になっている。すると、不思議なことに脳みそが今までの情報を整理し始める。ふと、自分の人生を見つめいろいろなことを考え始める。気持ちいいと感じると同時にわくわくし始める。大体タバコを吸う時に新しいアイデアが出てくる。この時間のためにタバコを吸っている。

共感されなくてもいい。これが僕の喫煙スタイル

消火

タバコの葉が燃えて生まれた煙が脳内に侵入し、言の葉を紡ぎ出す。言葉の連鎖が生み出す思考が生まれては闇に消えていく。闇夜に吸い込まれる煙のように、、思考がとんでいく、、

さっきまでケムリを出すくらいに情報を処理していた頭のハードディスクが一旦止まって、タバコの煙を感じた瞬間、逆回転でドライブし始める

灰皿に散らばる思考のかけら

風になびく言葉の燃えかす

あぁ美しい

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